室戸岬の西、行当岬の上にある札所で、最御崎寺の「東寺」に対して「西寺」と呼ばれます。平城天皇の勅願で空海が薬師如来を刻んで開いたと伝わり、続く嵯峨・淳和天皇の時代にも勅願所として重んじられ、平安時代には多くの修行僧を抱えました。長宗我部氏や土佐藩主の保護を受けましたが、明治32年(1899)の火災で多くの堂を失い、本堂は昭和の再建です。正倉院風の霊宝殿には板彫の真言八祖像や旅先で使う密教法具など貴重な重要文化財が並びます。かつての捕鯨の町らしく鯨の供養塔があり、空海が修行の場とした不動岩などゆかりの地も周辺に残ります。
見どころ
- 霊宝殿:板彫真言八祖像(鎌倉時代)、平安後期の金銅旅壇具、高麗時代の銅鐘、木造阿弥陀如来坐像など多くの重要文化財を収める
- 一粒万倍の釜:大師が炊いた米が大きく増えて飢えに苦しむ人々を助けたという言い伝えの釜
- 捕鯨供養塔:捕鯨で命を落とした鯨をとむらう塔があり、「クジラ寺」とも呼ばれる
- ヤッコソウ自生地:境内にある県天然記念物の自生地で、11月下旬〜12月上旬ごろに見られる
- 行当岬の眺め:岬の上の椎の原生林に囲まれた境内から、室戸岬や太平洋を望む
参拝の案内
- アクセス
- 高知東部交通バス「元橋」バス停から約1.2km(上り坂)
- 鉄道の最寄りは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「奈半利駅」(約18km)
- 車:国道55号を室戸方面へ、バス停「元橋」で左折して道なりに約2km(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車20台200円、マイクロバス3台400円、大型3台1,000円(7:00〜17:00、霊場会)。料金は納経所で支払う(Wikipedia)
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。朱印には通称の「西寺」が押される(霊場会)
由緒・信仰
- 創建
- 大同2年(807)、平城天皇の勅願により弘法大師が薬師如来を刻んで開いたと伝わる。当初は「金剛定寺」と称し、嵯峨天皇の勅額で現在の名になったとされる
- 主な行事
- 本尊薬師如来の開帳(12月31日〜1月8日)
- 弘法大師像の開帳(霊場会は1月第2日曜日(予定)、Wikipediaは旧暦3月21日と記載)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。