室戸岬の先端近く、太平洋を見下ろす高台に建つ土佐最初の札所で、「東寺」の通称でも呼ばれます。若き日の空海が岬の洞窟で虚空蔵求聞持法を修め、明星が口に飛び込む体験をしたと『三教指帰』に記した地で、のちに大師が勅命を受けて再訪し、虚空蔵菩薩を刻んで開いたと伝わります。室町時代には土佐の安国寺となり、藩主らの寄進で栄えました。明治初めまで女人禁制で、女性は岬の麓から拝んでいたといいます。宝物館には大理石で彫られた珍しい如意輪観音像などの重要文化財が伝わり、境内の周りには大師ゆかりの七不思議の石や洞窟が点在して、修行の地の雰囲気を今に残しています。
見どころ
- 御厨人窟:室戸岬の海岸にある洞窟で、19歳ごろの空海が虚空蔵求聞持法の修行をしたと伝わる
- 宝物館の重要文化財:大理石製の石造如意輪観音半跏像(平安後期)、木造薬師如来坐像、木造月光菩薩立像、漆塗三脚盤
- 空海の七不思議:たたくと金属のような音がする鐘石、毒龍を退けたという明星石、食わず芋など岬周辺の伝説
- 山門:神仏分離の際に土佐神社から迎えた仁王像を外側に、江戸時代の石造仁王像を内側に置き、表裏に2対の仁王像が立つ
- ヤッコソウ:山門右手の丘に群生し、11月下旬が見ごろ
参拝の案内
- 住所
- 〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町4058-1
- アクセス
- 高知東部交通バス「室戸岬」バス停から約0.9km(室戸岬の登山口から遍路道を上る)
- 鉄道の最寄りは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「奈半利駅」だが約27km離れている
- 車:国道55号から室戸スカイライン(県道203号)へ入り、約9kmで正面の駐車場(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車37台無料、マイクロバス9台300円(7:00〜17:00、霊場会)。Wikipediaによると遍路センター前は普通車200円で階段を使わず境内に入れ、道路脇の駐車場は無料
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 拝観料
- 境内の拝観料は資料に記載なし(未確認)。重要文化財を納める霊宝殿は毎年11月第1週の灯台まつりに合わせた土日のいずれかに公開(Wikipedia)
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経帳などの寺名は「東寺」と記される(霊場会)。奥の院・一夜建立の岩屋の納経も最御崎寺の納経所で受け付ける(Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 大同2年(807)、嵯峨天皇の勅願を受けた弘法大師が虚空蔵菩薩を刻んで本堂を建てたと伝わる
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。