土佐湾に近い峰山の頂、標高80mほどの小山に建つ札所で、地元では「峰寺(みねじ)」の名で親しまれています。奈良時代に行基が土佐沖を行き交う船の安全を願って堂を建てたのが起こりとされ、のちに空海がこの地を観音の浄土になぞらえて修行し、十一面観音を刻んだと伝わります。本尊は漁師から「船魂の観音」と呼ばれ、江戸時代には参勤交代で浦戸湾を出る藩主も航海の無事を祈りました。岩がごつごつと突き出た境内は木々に囲まれて静かで、山上からは土佐湾が広く見渡せます。鎌倉時代の仏師定明による金剛力士像は国の重要文化財です。
見どころ
- 山上の眺め:標高約83mの峰山の頂にあり、土佐湾を一望できる
- 奇岩の境内:岩が多く樹木に覆われた境内で、本堂前の岩の間に芭蕉の句碑がある
- 金剛力士立像(重要文化財):正応4年(1291)の銘がある仏師定明の作。現在は収蔵庫に移されている
- 寺宝:徳治3年(1308)の梵鐘と永禄13年(1570)の鰐口はともに県指定文化財
- 潮の干満で水が増減する岩:岩のくぼみにたまる水が潮の満ち引きにつれて増減する
参拝の案内
- アクセス
- 南国市コミュニティバス「峰寺通」から約0.8km
- とさでん交通バス 前浜パークタウン線「緑ヶ丘三丁目」から約1.9km
- 車:高知ICから五台山・桂浜方面へ進み、大平山トンネルを抜けて高知新港の交差点を左折、案内板に従い山道を上る(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車30台・マイクロバス10台・大型5台、無料(霊場会)
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は山門手前で分かれる道の先の庫裏(Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 聖武天皇の命を受けた行基が土佐沖の航海安全を願って堂を建てたのが始まりとされ、大同年間に弘法大師が求聞持法を修し十一面観音を刻んで本尊としたと伝わる(霊場会の創建欄は大同2年(807))
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。