香南市野市町の丘のふもとにある札所で、境内では季節ごとに花木が咲きそろいます。寺伝では奈良時代に行基が大日如来を刻んで開き、その後荒れていた寺を空海が復興したとされます。江戸時代は土佐藩が祈願を託す寺として栄えましたが、明治の神仏分離で一時廃寺となり、本堂を「大日堂」と改めて本尊を守り抜いて明治17年に再興されました。本尊の大日如来坐像と脇仏の聖観音立像はいずれも平安後期の大きな像で国の重要文化財です。奥の院には大師が爪で薬師如来を彫ったと伝わる楠の霊木がまつられ、首から上の病が治るよう願う人が今も穴あき石を奉納していきます。
見どころ
- 本堂:平成9年(1997)に釘を一本も用いない木組みの工法で再建された。内陣には前立の大日如来を安置し、土日は外陣に入って参拝できる(Wikipedia)
- 本尊と聖観音立像:像高約146cmの大日如来坐像(平安後期)と、円珍作と伝わる約172cmの聖観音立像はともに重要文化財(非公開)
- 奥の院・爪彫薬師:大師が爪で彫ったと伝わる楠の霊木をまつる薬師堂。首から上の病に霊験があるとされ、願いがかなうと穴の開いた石を奉納する
- 大師のお加持水:奥の院の傍らに湧く清水で、日照りでも涸れたことがないとされ、高知県の名水40選に選ばれている
- 四季の花:早春のサンシュユ、春彼岸ごろのしだれ桜、10月中旬からの十月桜などが境内を彩る(霊場会)
参拝の案内
- 住所
- 〒781-5222 高知県香南市野市町母代寺476
- アクセス
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「のいち駅」からタクシー約5分・徒歩約30分(公式)
- JR土讃線「土佐山田駅」からタクシー約10分(公式)
- 高知龍馬空港からタクシー約20分(公式)
- 車:高知自動車道 南国ICから約30分。国道55号を室戸方面へ進み「のいち動物公園」を目指す(公式)
- 駐車場
- あり 参道を上った山門前に普通車専用の無料駐車場30台。参道入口付近の県道沿いにバス専用の無料駐車場2か所(各大型5台)(公式)。山門までの車道は狭く行き違いに注意(Wikipedia)
- 拝観時間
- 納経の受付は8:00〜17:00、年中無休(公式「お遍路」ページ)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付、8:00〜17:00・年中無休。納経料は掛け軸700円、納経帳500円(重ね印300円)、白衣300円(公式)。本堂と大師堂を参拝してから受けるよう案内している。奥の院・爪彫薬師の納経も大日寺の納経所で受け付ける(Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 天平年間(729〜749)、聖武天皇の勅願により行基が大日如来を刻んで開いたと伝わる。弘仁6年(815)、荒れていた寺を弘法大師が楠に爪で薬師如来を彫って復興したとされる
- 主な行事
- 修正会(正月三が日)
- 節分星供養(2月3日までの7日間)
- 正御影供(大師堂の扉が開かれる)
- 灌仏会・花まつり(花の種の接待)
- 青葉祭・弘法大師降誕会(大師堂の扉が開かれる)
- 施餓鬼
- 除夜の鐘(大晦日23:30〜元旦1:00、誰でも撞ける)
- 護摩供養(月1回、六角堂)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。