吉野川の南岸、阿波中央橋を渡った先の山裾にある第十一番札所で、四国霊場で寺号を「てら」と読む唯一の寺です。弘法大師が42歳の厄年に自身と人々の厄を払おうと薬師如来を刻み、堂の前に五色の藤を植えたことが寺名の由来とされます。七堂伽藍を誇ったものの天正の兵火で焼け、江戸時代に臨済宗の禅僧が再興したため、八十八ヶ所では数少ない禅宗の寺となりました。現在の伽藍は幕末の再建で、本堂の天井には大きな龍が描かれています。春の終わりには藤棚が花で覆われ、ここから焼山寺へ向かう険しい山道は遍路の難所として知られています。
見どころ
- 五色の藤:大師が植えたと伝わる藤が山門脇の藤棚に咲き、4月下旬から5月上旬に見ごろを迎える
- 雲龍の天井画:本堂の天井いっぱいに描かれた約30畳の龍。昭和52年に地元出身の画家が手がけた
- 本尊の秘仏:久安4年(1148)の墨書をもつ平安後期の仏像で、国の重要文化財(指定名は木造釈迦如来坐像)
- 焼山寺道の起点:次の第12番焼山寺まで約13kmの山道が続く「遍路ころがし」。石仏や丁石が残る
- 八畳岩と奥之院:焼山寺道を上った先に、大師が護摩を修したという八畳岩や大日如来を祀る奥之院がある
参拝の案内
- 住所
- 〒776-0033 徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
- アクセス
- JR徳島線「鴨島駅」から南へ約3km(徒歩約40分、車で約10分)
- 徳島バス「飯尾中」または「藤井寺口」下車 約1km(徒歩約15分)
- 車:徳島自動車道 土成ICから約7.9km
- 駐車場
- あり 寺の駐車場の記載はなく、門前の民間駐車場「本家ふじや」を利用。普通車は参拝の間300円・1日500円(霊場会・阿波ナビ)
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の基本の時間)
- 御朱印
- 確認中 手水場の向かいの納経所で受付(Wikipedia)。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。本尊のほか奥之院大日如来の納経印あり。寺号印は正式名「藤井禪寺」(Wikipedia)。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 弘仁6年(815)、42歳の厄年の弘法大師が厄除けと人々の安寧を願って薬師如来を刻み、開いたと伝わる。延宝2年(1674)に臨済宗の僧が再興し、宗派を改めた
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。