阿波市市場町、切幡山の中腹に境内を構える第十番札所です。修行中の弘法大師が僧衣の繕いに布を求めたところ、機織りの娘が織りかけの布を惜しまず切って差し出し、のちに大師から得度を受けて千手観音の姿になったという伝説が寺名の由来で、「女人即身成仏の寺」として知られます。山門から本堂までは333段の石段が続き、ふもとには遍路用品の店が並ぶ門前町があります。最大の見どころは境内高台の大塔で、豊臣秀頼が父秀吉の菩提を弔うため大坂に建てたものを明治に移した、全国でも珍しい形式の国重要文化財です。そこからは眼下に吉野川と阿波の山々を一望できます。
見どころ
- 大塔(国重要文化財):慶長12年(1607)に豊臣秀頼が秀吉の供養のため大坂・住吉大社の神宮寺に建てた塔を、明治初年に移築。初層・二層とも方形の二重塔は現存では国内唯一
- 333段の石段:山門から女厄坂・男厄坂を上りきると本堂に着く
- はたきり観音:布を切って大師に差し出した機織りの娘が観音になったという伝説の像で、はさみと布を手にする
- 大塔からの眺め:標高約155mの境内の高台から、吉野川の流れと四国山地の山並みが見渡せる
参拝の案内
- 住所
- 〒771-1623 徳島県阿波市市場町切幡字観音129
- アクセス
- JR徳島線「鴨島駅」から車で約20分
- JR徳島線「阿波川島駅」から約6.3km
- 車:徳島自動車道 土成ICから約5km(約10分)
- 山門から本堂までは333段の石段を上る
- 駐車場
- あり 無料。山門下の境内に普通車20台(中・大型は進入不可。7:00〜17:00、霊場会)。さらに上にも普通車10台分あるが急坂のため普通車まで(Wikipedia)
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の基本の時間)
- 御朱印
- 確認中 本堂のある境内の手水場向かいの納経所で受付(Wikipedia)。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。本尊のほか奥之院八祖大師の納経印もある。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 弘仁年間(810〜824)、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開いたと伝わる
- 主な行事
- 春季彼岸中日大法会(3月21日)
- 秋季彼岸中日大法会(9月23日)
- 経木流し(春分の日・秋分の日)
- 八大龍王宮秋祭(10月第3土曜日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。