神山町の焼山寺山の八合目付近、標高700mほどにある第十二番札所で、四国霊場で二番目に高い山岳寺院です。飛鳥時代に役行者が山を開いて蔵王権現を祀ったのが起こりとされ、のちに火を吐いて村を荒らす大蛇を弘法大師が岩屋に封じ込めたという伝説が、水を意味する山号「摩廬山」と寺名の由来です。鎌倉時代の末には後醍醐天皇の勅願所ともなりました。藤井寺から尾根を越えて続く遍路道は阿波随一の難所とされ、歩けば6〜8時間かかります。境内には巨大な杉が並び、厳かな空気に包まれています。納経は午後4時半までとほかの札所より早く締め切られるため、時間に余裕をもって訪れましょう。
見どころ
- 杉の巨木の並木:樹齢数百年といわれる杉が境内に立ち並び、県の天然記念物に指定されている
- 三面大黒天:中央に大黒天、左右に毘沙門天と弁財天の顔をもつ像を本堂左のお堂に祀る(ふだんは前立を拝む)
- 焼山寺道:藤井寺から峠を越える約13kmの遍路道は国の史跡。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と難所の筆頭に数えられる
- 山上からの眺め:標高約700mの境内から、剣山など四国山地の山並みを望める
- 杖杉庵:境内から1.6kmほど下った番外霊場。遍路の元祖とされる衛門三郎が最期を迎えたと伝わる地
参拝の案内
- 住所
- 〒771-3421 徳島県名西郡神山町下分字中318
- アクセス
- JR徳島駅から徳島バス神山線で「神山高校前」下車、約7.5km
- 第11番藤井寺から遍路道「焼山寺道」を徒歩約6〜8時間
- 車:藤井寺から国道192号・石井町を経て県道20号線を利用(霊場会)
- 駐車場
- あり 合計約70〜80台。志納料は普通車300円・ワゴン車500円・大型車1,000円(阿波ナビ)。Wikipediaは大駐車場70台・普通車500円(道路管理費)と記載
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経受付は8:00〜16:30で、ほかの札所より早く終わる(Wikipedia)
- 御朱印
- 確認中 山門を背にして左側の納経所で受付。8:00〜16:30。一人一冊を厳守。納経料は納経帳500円・掛軸1,000円・白衣300円(Wikipedia)。本尊のほか奥之院蔵王権現・杖杉庵などの納経印もある
由緒・信仰
- 創建
- 飛鳥時代(大宝年間とも)に役行者(役小角)が山を開き蔵王権現を祀ったのが始まりと伝わる。のちに弘法大師が火を吐く大蛇を封じ、虚空蔵菩薩を刻んで寺としたとされる(霊場会は創建を弘仁6年(815)とする)
- 主な行事
- 正御影供(旧暦3月21日)
- おこもり法要(8月30日。日没後に多くの灯籠がともる)
- 大般若会(秋の彼岸中日)
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。