高松市南部の一宮町に鎮まる讃岐国一宮で、地元では「一宮さん」と呼ばれています。もとは涸れることのない井戸の上に筏を浮かべて神を祀っていたと伝わり、奈良時代に行基が社殿を整えたのが始まりとされます。今も奥殿の床下には深い淵があって御神体とされ、雨乞いや水源の神として農業の盛んな讃岐の人々に崇められてきました。祭神は百襲姫命や吉備津彦命など五柱で、姉が弟に鬼退治を命じた話は桃太郎伝説とも結びつき、境内にはその場面の像もあります。春と秋の例大祭では淵に蚊帳を掛け、また上げる珍しい神事が行われます。七福神をめぐる神池や数多くの境内社、日曜に開かれるうどんの店など、ゆっくり歩いて楽しめる要素が豊富です。
見どころ
- 本殿・奥殿: 宝永7年(1710)に高松藩主松平氏が造営した春日造の社殿。奥殿の床下には深い淵があり、これが御神体とされます(一般の参拝者は見られません)。
- 神池と七福神: 池のまわりに七福神の像が並び、さぬき七福神の布袋尊の札所にもなっています。
- 桃太郎の像: 百襲姫命が弟の吉備津彦命に鬼退治を命じる場面を表した像で、桃太郎伝説とのつながりを感じられます。
- 姫の宮・素婆倶羅社: 縁結びの姫の宮、医薬の神を祀る素婆倶羅社など境内社が多く、安産子宝犬や子育布袋尊も置かれています。
- 古神宝類: 国の重要文化財に指定された古神宝類を所蔵しています(常時公開ではありません)。
参拝の案内
- アクセス
- 高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線「一宮駅」から徒歩約10分
- ことでんバス「一宮」バス停から徒歩約1分
- 車は高松自動車道「高松西IC」から約10分、「高松中央IC」から約15分。高松空港から約15分、JR高松駅から約20分
- 駐車場
- 確認中 公式サイトに駐車場の台数・料金の記載なし。交通安全祈願の車は国道172号沿い・田村神社会館付近の進入口から入るよう案内あり。祭日は交通規制あり
- 御朱印
- 直書き・書き置き 授与所で受付。手書き御朱印 500円、龍体示現御朱印 500円(大 1,000円)、金龍の切り絵御朱印 1,000円、見開き切り絵御朱印 1,500円。12月23日〜2月3日は書き置きのみの対応。受付時間は公式サイトに記載なし
- 御朱印帳
- 全国一の宮御朱印帳(作成の記載のみ。デザイン・初穂料は公式サイトで未確認)
- 混雑する時期
- 春・秋の例大祭(5月7〜8日、10月7〜8日)は交通規制があり、境内の人の流れも普段と変わる
- 祭事の日は祈祷の受付を止めることがある
由緒・信仰
- ご祭神
- 田村大神(倭迹迹日百襲姫命・五十狭芹彦命〈吉備津彦命〉・猿田彦大神・天隠山命・天五田根命の五柱)
- 社格など
- 式内社(名神大社)・讃岐国一宮・旧国幣中社・神社本庁別表神社
- 創建
- 古くは定水井の上に神を祀っていたとされ、和銅2年(709)に行基が社殿を設けたと伝わる
- ご利益
- 縁結び(姫の宮)安産病気平癒身体健康交通安全
- 主な行事
- 歳旦祭(1月1日)
- 節分祭(2月3日)
- 春季例大祭(5月7・8日)。8日に奥殿下の淵に蚊帳を垂らす御蚊帳垂神事
- 夏越祭(7月1・2日)
- 燈籠祭(8月9・10日)
- 秋季例大祭(10月7・8日)。8日に蚊帳を上げる御蚊帳徹神事
- 人形供養祭(12月23日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(8件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。