久万高原町の山深くにある第45番札所で、巨岩の峰に囲まれた山岳霊場です。寺伝では、この山で修行していた法華仙人という女性が弘法大師に山を譲り、大師は不動明王を木と石で刻んで、山全体を本尊としてまつったとされます。そのため本堂は大師堂より小ぶりに造られています。鎌倉時代には一遍上人もここで修行しました。明治の大火で多くを失った後に再建され、洋風の意匠をもつ大師堂は国の重要文化財、岩屋は国の名勝です。参道入口から境内までは急な石段を20分ほど登る必要があり、奥の院の逼割禅定では鎖やはしごを使う本格的な行場も体験できます。
見どころ
- 標高700m前後の山中にあり、そそり立つ礫岩の峰の中腹に堂が食い込むように建つ。寺域の岩屋は国の名勝。
- 大正9年(1920年)完成の大師堂は、洋風の柱飾りなどを取り入れた近代和風の仏堂として国の重要文化財に指定されている。
- 本堂そばの法華仙人堂跡へははしごで登れ、上方の岩窟には阿弥陀如来像がまつられている。
- 本堂下の洞窟「穴禅定」には地蔵・不動・大師の石像が並び、先祖供養や願かけの場となっている。
- 大師堂奥から鎖とはしごで岩の割れ目を登る奥の院「逼割禅定」は、納経所で鍵を借りて入る修行の場。
参拝の案内
- 住所
- 〒791-1511 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
- アクセス
- JR松山駅からJR四国バス久万高原線(落出行き)で「久万中学校前」下車、伊予鉄南予バス(面河行き)に乗り換えて「岩屋寺」下車。参道入口から境内まで急坂を徒歩約20分
- 車は松山ICから国道33号を久万方面へ、久万中学校前交差点を左折して県道12号へ。国民宿舎古岩屋荘を約3km過ぎた右手が参道入口
- 駐車場
- あり 参道入口前に民営の有料駐車場が2か所(公式)。Wikipediaでは約105台、民営は普通車300円・県道脇は200円とある
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できず
- 拝観料
- 境内の拝観料の記載は確認できず。奥の院・逼割禅定の入山志納金300円(三十六童子行場の納札付き)、三十六童子行場の納札300円(いずれも公式)
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。受付時間は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。納経料は納経帳500円(重ね印300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定)
- 混雑する時期
- 旧暦3月21日の縁日は護摩祈祷や餅まきがあり、県道からの橋より先が車両進入禁止になる
- 5月5日のお童子まつりは多くの人が三十六童子行場を巡る
由緒・信仰
- ご利益
- 金運向上・芸事上達(弁財天)新しく物事を始める時や難局の打開(道開不動尊)智慧・財宝(虚空蔵菩薩)先祖供養・願かけ(穴禅定)
- 主な行事
- 初祈祷(1月1日)
- 節分厄除け護摩祈祷(2月3日)
- お童子まつり(5月5日、三十六童子行場を巡る)
- 弘法大師慶讃法要(旧暦3月21日)
- 秋のお接待(10月下旬)
- 除夜の鐘(12月31日)
- 不動明王縁日の護摩祈祷(毎月28日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。