徳島市国府町、阿波の国府に近い場所に建つ第十七番札所です。7世紀後半に天武天皇の勅願で創建され、当初は妙照寺と呼ばれて広大な寺域をもっていたと伝わります。弘法大師が訪れた際、濁り水に悩む村人のために錫杖で一夜のうちに井戸を掘ったことから、村の名も寺の名も「井戸」になったとされます。南北朝期と戦国期の二度の兵火、昭和の火災を経て現在の本堂は鉄筋造りですが、堂内には7体の薬師如来が並び、八十八ヶ所でも珍しい本尊を間近に拝めます。朱色の仁王門、姿を映して吉凶を占う面影の井戸、国の重要文化財の十一面観音など見どころが多く、瀬戸内寂聴の遺骨を納めた納骨堂もあります。
見どころ
- 面影の井戸:大師が錫杖で一夜にして掘ったと伝わる井戸。のぞいて姿が映れば無病息災とされる(日限大師堂内)
- 七仏薬師如来:本堂中央の薬師如来と左右3体ずつ、計7体の薬師如来坐像が並ぶ珍しい本尊
- 朱塗りの仁王門:徳島藩主蜂須賀重喜が大谷別邸から移した武家造りの大門
- 十一面観音立像(国重要文化財):大師作と伝わる平安初期の像で、日光・月光菩薩(県指定)とともに大悲殿に納められている
- 日限大師:日数を決めて毎日参ると願いがかなうといわれる石造の大師像
参拝の案内
- 住所
- 〒779-3118 徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1
- アクセス
- JR徳島線「府中駅」から北へ約1.2〜1.5km
- 徳島バス高畑線「井戸」下車 約100m
- 徳島バス竜王団地線「農村環境改善センター前」下車 約0.3km
- 車:徳島自動車道 藍住ICから約6.3km
- 駐車場
- あり 無料。普通車30台・マイクロバス5台・大型5台(阿波ナビ・Wikipedia。霊場会は台数のみで料金の記載なし)
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の基本の時間)
- 御朱印
- 確認中 日限大師堂の左奥の庫裡にある納経所で受付(Wikipedia)。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 白鳳2年(673)、天武天皇の勅願道場として建てられ、当初は妙照寺と称したと伝わる。弘仁6年(815)に弘法大師が井戸を掘り、寺名を改めたとされる
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。