鳴門市大麻町の田園に建つ、四国八十八ヶ所の第一番札所です。奈良時代に行基が開いたと伝わり、のちに弘法大師がこの地で修法した際、僧たちが説法に聴き入る光景がインドの霊鷲山を思わせたことから「竺和山」の山号が付いたとされます。かつて巡礼者が四国へ上陸した撫養の港に近く、遍路を始める「発願の寺」として位置づけられてきました。戦国期の兵火と明治の火災で二度伽藍を失い、建物の多くは再建されたものですが、室町期の多宝塔が往時を伝えます。吊り灯籠の並ぶ本堂、鯉の泳ぐ池、縁結び観音など見どころも多く、納経所に併設の売店で巡拝用品を整えてから歩き出すことができます。近くのドイツ村公園や大麻比古神社とあわせて巡るのもよいでしょう。
見どころ
- 多宝塔:応永年間(1394〜1428)の建立と伝わる塔で、五智如来を祀る。明治24年の火災でも本堂とともに焼け残った
- 本堂:天井から多数の吊り灯籠が下がる堂内。本尊の釈迦如来は奥殿に納められた秘仏
- 縁結び観音:手水舎の奥に立つ水かけ観音。男女の縁に限らず、健康や仕事などさまざまな良縁を願って水をかけて祈る
- 大池と明治の庭:鯉が泳ぐ放生池に橋が架かり、その先に大師堂がある。小さな滝のある池と庭は「発願の寺」を象徴するとされる
- 納経所の売店:白衣や納経帳などの巡拝用品がそろい、最初の札所として旅支度を整えられる
参拝の案内
- 住所
- 〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
- アクセス
- JR高徳線「板東駅」から徒歩約10分(約800m)
- 徳島バス鳴門大麻線「霊山寺前」下車すぐ
- 高松自動車道の高速バス停「鳴門西」から徒歩約12〜20分
- 車:高松自動車道 板野ICから約5分
- 駐車場
- あり 無料。普通車100台・バス10〜20台(霊場会・阿波ナビ)
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の基本の時間)
- 御朱印
- 確認中 境内東側の駐車場横の納経所(売店併設)で納経帳・掛軸・白衣に納経を受けられる。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。賞状式の満願之証も授与(Wikipedia)。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 天平年間(729〜749)、聖武天皇の勅願により行基が開いたと伝わる。弘仁6年(815)に弘法大師が21日間修法し、第一番札所と定めたとされる
- 主な行事
- 正月護摩祈祷(1月1日〜3日)
- 星祭り・厄除け祈祷(2月3日)
- 接待講(2月21日〜月末)
- 釈迦誕生会・花祭り(4月第1日曜日)
- 大師誕生会・青葉祭り(6月15日)
- 護摩供養(毎月1日)
- 御影供(毎月21日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。