阿讃山脈のふもと、三方を山に囲まれた「黒谷」の谷あいに建つ第四番札所で、地元では黒谷寺とも呼ばれてきました。弘法大師が大日如来を感得して開いたと伝わり、本尊の大日如来坐像はふだん厨子が閉じられた秘仏です。江戸時代には徳島藩主の蜂須賀家が本堂の建立や修理を重ね、明治20年以降は京都・東寺の末寺となりました。2018年に再建された鐘楼門をくぐると、本堂と大師堂をつなぐ回廊に西国三十三観音の像が並び、江戸時代の人々の厚い信仰を感じられます。境内は国の史跡「阿波遍路道」の一部にも指定されており、谷川沿いの落ち着いた雰囲気の中でゆっくり参拝できます。
見どころ
- 鐘楼門:2018年に再建された欅造りの二層の門。上層には文久元年(1861)の旧山門の梵鐘を移している
- 回廊の西国三十三観音像:本堂と大師堂を結ぶ回廊に、江戸時代に奉納された観音像33体が並ぶ(令和2年に修復完了)
- 本堂:慶安2年(1649)の建立。和様に禅宗様の意匠を交えた折衷様式で、蜂須賀家の家紋も見られる
- 大師堂の両面大師:昼と夜の大師を白地と紺地に描き分けた2枚の画を拝観できる
- 手水鉢「蛤水」:文政5年(1822)奉納の砂岩の手水鉢。かつて引いた湧水が白く濁っていたことからこの名がある
参拝の案内
- 住所
- 〒779-0113 徳島県板野郡板野町黒谷字居内28
- アクセス
- 徳島バス鍛冶屋原線「羅漢」下車 約2.3〜3km
- JR高徳線「板野駅」から約4.5km
- 車:高松自動車道 板野ICから約7km、徳島自動車道 藍住ICから約7.5km
- 駐車場
- あり 無料。普通車20台・マイクロバス/大型5台。利用は8:00〜17:00(公式)
- 御朱印
- 確認中 大師堂の向かいの納経所で受付(Wikipedia)。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 弘仁6年(815)、弘法大師がこの地で大日如来を感得し、像を刻んで開いたと伝わる
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(5件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。