都心から西へ約50km、標高599mの高尾山の中腹に伽藍を構える真言宗智山派の大本山です。奈良時代に聖武天皇の命を受けた行基が薬師如来をまつって開いたと伝わり、南北朝時代に京都の醍醐寺から来た俊源が飯縄大権現を迎えて中興しました。以来、飯縄信仰と修験道の霊山として栄え、戦国武将の崇敬も集めています。権現の使いとされる天狗の像が境内のあちこちに立ち、極彩色の権現堂や彫刻の美しい大本堂、山上の奥の院不動堂など見どころが連なります。ケーブルカーを降りて杉並木の参道を歩けば、豊かな自然と信仰の空気を同時に味わえる、首都圏でも人気の高い参詣地です。
見どころ
- 本社(飯縄権現堂):本殿・幣殿・拝殿を結ぶ権現造の社殿で、江戸中期の建立。極彩色の装飾が施され、東京都指定有形文化財。寺の中に鳥居と社殿が残る神仏習合の姿を伝える
- 大本堂:明治34年(1901)建立の入母屋造の本堂。彩色を控えた彫刻装飾が見事で、堂内で護摩祈祷が行われる
- 天狗像と天狗社:飯縄大権現の眷属とされる大天狗・小天狗をまつり、境内各所に天狗像が立つ
- 奥の院 不動堂:寛永年間の建立とされ、本尊の不動明王及び二童子立像とともに東京都指定有形文化財
- 参道の杉並木:薬王院とあわせて八王子八十八景に選ばれた
参拝の案内
- 住所
- 〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177
- アクセス
- 京王高尾線「高尾山口駅」から徒歩約3分の清滝駅でケーブルカーに乗車(高尾山駅まで約6分、片道490円・往復980円)、高尾山駅から1号路を徒歩約20分
- 高尾山口駅近くの山麓駅からエコーリフトに乗車(山上駅まで約12分、片道250円・往復500円)、山上駅から徒歩約30分
- 登山口から1号路を徒歩で約70分
- 駐車場
- あり 高尾山薬王院祈祷殿駐車場(山麓、収容250台、受付8:00〜16:00、圏央道高尾山ICから約1km)。自転車・バイク不可、行事等で利用できない日あり。料金は公式に記載なし。ほかに八王子市営高尾山麓駐車場・京王高尾山駐車場
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の明記なし(山中の寺院)。寺務の電話受付は9:00〜16:00。ケーブルカーは8:00始発、終発は月・曜日で異なる
- 御朱印
- 確認中 通常御朱印の受付場所・時間・納経料は公式で確認できず。過去には夏の行事で特別御朱印紙(1,000円)を御護摩受付所で授与した例がある(2022年の公式PDF、検索結果による)
- 混雑する時期
- 正月三が日は初詣客で高尾山全体がとくに混み、元日の山頂は初日の出目当てに例年1,500〜2,000人が集まり入山規制がかかることもある
- 新緑のゴールデンウィーク
- 秋の紅葉シーズン(国道20号・中央道も渋滞し、駐車場が見つからないことがある)
比較的すいている時: 冬(行楽客が減る時期)。1号路より4号路のほうが人が少ない
由緒・信仰
- 創建
- 天平16年(744)、聖武天皇の勅命で東国鎮護の祈願寺として行基が開山したと伝わる。永和年間(1375〜79)に醍醐寺の俊源が飯縄大権現をまつり中興
- 主な行事
- 節分会(2月3日。「福は内」だけを唱える豆まき)
- 火渡り祭(3月第2日曜日)
- 春季大祭(4月第3日曜日)
- 秋季大祭(10月17日)
- 迎光祭(1月1日、山頂で初日の出を迎える)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。