「高幡不動尊」の名で親しまれる真言宗智山派の別格本山で、古くから関東三大不動の一つに数えられてきました。平安時代初めに慈覚大師円仁が関東を守る霊場として不動明王をまつったのが起こりと伝わります。南北朝時代に建てられた不動堂と室町時代の仁王門はいずれも国の重要文化財で、多摩地域に残る貴重な中世建築です。奥殿では、像高3m近い丈六の不動三尊像を間近に拝観できます。境内には高さ約45mの五重塔がそびえ、新選組の土方歳三の菩提寺として銅像や碑も立ちます。裏山には八十八ヶ所の巡拝路がめぐり、6月はアジサイ、秋は紅葉で彩られ、1月の初不動や節分のだるま市も多くの参拝者でにぎわいます。
見どころ
- 不動堂:康永元年(1342)に儀海上人が山中から麓へ移して建てたとされる堂で、国の重要文化財。都内でも有数の古建築
- 仁王門:室町時代後期の建立とされる楼門で、国の重要文化財。昭和の解体修理で楼門の姿に戻された
- 丈六不動三尊像(奥殿):像高約2.86mの不動明王坐像を中心とする三尊で、重要文化財の木造不動明王坐像として国内最大級とされる。千年ぶりの修復を終え奥殿で拝観できる(有料)
- 五重塔と大日堂:平安初期の様式にならった高さ約45mの五重塔と、「鳴り龍天井」のある総本堂・大日堂
- 土方歳三ゆかりの地と山内八十八ヶ所:新選組副長・土方歳三の菩提寺で、境内に銅像と顕彰碑がある。山内の八十八ヶ所巡拝路は6月のアジサイ、9月の彼岸花の名所
参拝の案内
- アクセス
- 京王線「高幡不動駅」から徒歩約5分
- 多摩都市モノレール「高幡不動駅」から徒歩約5分
- 駐車場
- あり 公式サイトの境内案内に通常時駐車場(日野市高幡699)の記載あり。FAQでは自動車祈祷用の駐車場ありとされる。台数・料金・一般参拝者が使えるかは未確認。初詣時は祈願車優先で臨時駐車場あり(ウェザーニュース)。公式は近隣駅周辺の有料駐車場の利用も案内
- 拝観時間
- 受付9:00〜17:00(ウォーカープラス、2026年9月時点)。奥殿・大日堂は9:00〜16:00、月曜休館。正月は1月1日0:00〜18:00、2・3日6:00〜18:00
- 御朱印
- 直書きOK 寺務局・朱印所(五重塔の地下とする参拝記録あり)で授与。参拝記録では志納500円で御朱印帳に直書きしてもらえた(2026年6月)。受付時間は9:00〜16:00とする掲載もあるが公式では未確認。季節限定の切り絵御朱印(6月のあじさい、正月の初詣記念切絵御朱印1,000円など)が数量限定で出ることがある公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 混雑する時期
- 正月三が日は初詣用の専用駐車場が設けられ、元日は午前0時から祈祷が始まる
- 毎月28日の不動尊の縁日は参詣者でにぎわう
- 6月のあじさいまつり(6月1日〜30日)。都内でも有数のアジサイの名所
- 土日祝の混雑時は臨時駐車場(駒形公園)が使われる
由緒・信仰
- 正式名称
- 真言宗智山派別格本山 高幡山 明王院 金剛寺
- ご本尊
- 不動明王(丈六不動明王坐像、奥殿安置・重要文化財)。大日堂(総本堂)の本尊は大日如来
- 創建
- 大宝年間(701〜704)以前、または奈良時代に行基が開いたともいわれる。確かな始まりは平安時代初期、慈覚大師円仁が清和天皇の勅願で関東鎮護の霊場として不動堂を建て、不動明王を安置したことと伝わる
- 主な行事
- 初不動大祭・稚児行列・だるま市(1月28日)
- 節分会豆撒式・だるま市(2月3日)
- 春季大祭国宝まつり(4月28日・29日)
- ひの新選組まつり(5月第2日曜日)
- あじさいまつり(6月1日〜30日)
- 秋季大祭大般若会(9月28日)
- 菊まつり(10月28日〜11月17日)・もみじまつり(11月18日〜30日)
- 萬燈会・たかはたもみじ灯路(11月23日)
- 納めの不動尊・年の市(12月28日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(8件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。