永田町の小高い丘「山王台」に鎮座し、古くから「山王さん」と呼ばれてきた神社です。鎌倉期に江戸氏がまつった山王宮を起源とし、室町時代には太田道灌が江戸城の守護神として川越から勧請しました。徳川家康の入府後は将軍家の守り神、江戸の産土神として重んじられ、明暦の大火の後、江戸城の裏鬼門にあたる現在地へ移っています。明治以降は皇居を守る「皇城の鎮」として崇敬されました。戦災で旧国宝の社殿を失ったものの、氏子らの力で昭和33年に再建されています。猿を神の使いとすることから、境内には夫婦の神猿像があり、山王鳥居や稲荷参道の朱の鳥居も印象的です。6月の山王祭は江戸の天下祭として知られます。
見どころ
- 社殿:江戸初期の権現造として旧国宝だった社殿は1945年の空襲で焼失し、1958年に再建された。拝殿天井には復興50年を記念した123枚の花鳥の板絵が掲げられている
- 宝物殿:国宝の太刀(銘 則宗)をはじめ、重要文化財を含む刀剣や徳川将軍家ゆかりの品を収蔵する
- 山王鳥居と山王橋:上部に三角形の破風を載せた独特の山王鳥居が立ち、外堀通り側の参道にはエスカレーター付きの山王橋がある
- 神猿(まさる):大山咋神の使いとされる猿の像が社殿前に置かれ、授与品のモチーフにもなっている
- 末社 山王稲荷神社:戦災を免れた末社で、朱色の鳥居が続く稲荷参道とともに親しまれている
参拝の案内
- 住所
- 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番5号
- アクセス
- 東京メトロ千代田線「赤坂駅」2番出口から徒歩約3分
- 東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」7番出口から徒歩約3分
- 東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」5番出口から徒歩約5分
- 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」11番出口から徒歩約8分
- 車:首都高速 霞が関出入口から約5分
- 駐車場
- あり 参拝者用駐車場あり(公式「駐車場完備」)。台数・料金は公式に記載なし。11月(七五三期)は大変混み合うため公共交通機関の利用を推奨(公式FAQ)
- 参拝時間
- 開門 6:00〜17:00(祈祷受付・宝物殿は9:00〜16:00)
- 拝観料など
- 境内参拝は無料。宝物殿も公式に料金記載なし(宝物殿は9:00〜16:00、火・金曜休館。行事により変更あり)
- 御朱印
- 確認中 授与所・朱印所で8:00〜16:00に受付(公式トップの神社案内)。初穂料は公式に記載なし。行事日や混雑時は書き置き対応になることがあるとする記事あり(未確認)
- 御朱印帳
- 二葉葵朱印帳(白・緑)、まさる(神猿)朱印帳(青・鴇・黄・白)、ちりめん朱印帳、日吉まいり朱印帳、山王稲荷神社朱印帳など。いずれも初穂料2,000円(公式授与品ページ)
- 混雑する時期
- 11月の七五三の時期は境内が大変混み合う(公式は公共交通機関での来社を推奨)
- 6月の山王祭(江戸三大祭の一つ。2026年は6月7日〜17日)
由緒・信仰
- ご祭神
- 大山咋神(相殿:国常立神・伊弉冉神・足仲彦尊)
- 社格など
- 旧官幣大社・准勅祭社(東京十社)・神社本庁別表神社
- 創建
- 鎌倉時代に江戸氏が山王宮を祀ったのが始まりとされ、文明10年(1478)に太田道灌が川越の山王社を江戸城内に勧請。万治2年(1659)に現在地へ遷座
- 主な行事
- 山王祭(例祭 6月15日。江戸三大祭の一つ、神幸祭は隔年)
- 節分祭(2月3日)
- 祈年祭(2月17日)
- 中秋管絃祭(中秋の頃)
- 庚申祭
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。