虎ノ門のオフィス街に残る小高い山、愛宕山の頂にまつられた火伏せの神社です。江戸に幕府が開かれた1603年、家康の命で防火の神として迎えられたのが始まりで、たびたび大火や戦災で焼けては再建され、いまの社殿は昭和33年に氏子の寄付で建てられました。最大の名物は、正面にそびえる86段の急な石段です。三代将軍家光の前で一人の武士が馬に乗ってこの坂を上り、山上の梅を折って献上したことで出世したという故事から、「出世の石段」として仕事運を願う人が多く上ります。標高はおよそ26mと低いものの、自然の山としては23区内で最も高く、朱塗りの門や末社が並ぶ境内は都心とは思えない落ち着いた雰囲気です。初夏のほおずき縁日や、神輿が石段を行き来する秋の例大祭も見ものです。
見どころ
- 出世の石段(男坂): 86段・傾斜約40度の急な石段。寛永11年に曲垣平九郎が馬で駆け上がり、将軍家光に梅を献上して名を上げた故事から、この名で呼ばれる。脇には緩やかな女坂もある。
- 愛宕山: 標高約26mの山頂に社殿が建ち、自然の地形としては23区で最も高い山とされる。
- 丹塗りの門: 朱色の門で、ほおずき市の時期には茅の輪が設けられ、くぐって災いを払う。
- 招き石: なでると福が身につくといわれる石。
- 境内末社と茶屋: 太郎坊社・福寿稲荷社・弁財天社・大黒天社が並び、山上には茶屋もある。
参拝の案内
- アクセス
- 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から徒歩約5分
- 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」から徒歩約5分
- 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」から徒歩約8分
- 都営三田線「御成門駅」から徒歩約8分
- JR「新橋駅」から徒歩約20分
- 駐車場
- あり 境内に参拝者専用駐車場あり。利用は9:00〜16:00で、参拝以外の駐車や長時間駐車は不可。祭事期間中は閉鎖される。台数・料金は公式に記載なし。
- 参拝時間
- 公式サイトで参拝時間を確認できず。境内の参拝者専用駐車場は9:00〜16:00。
- 拝観料など
- 公式サイトで明記を確認できず(参拝料の記載なし)
- 御朱印
- 直書きOK 公式サイトに記載なし。2026年8〜10月の参拝者の投稿(ホトカミ)では、持参した御朱印帳への直書きのみで書き置きはなく、初穂料500円とするものがある。受付場所・時間は未確認。公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 混雑する時期
- 6月23日夜〜24日早朝の千日詣り(ほおずき市を同時開催)
- 9月22〜24日の出世の石段祭り(23日の神輿の出発・帰還時は山頂境内への立ち入り制限・境内駐車場閉鎖)
- 平日の昼休みは近くで働く人で境内がにぎわう
由緒・信仰
- ご祭神
- 火産霊命(主祭神)。配祀に罔象女命・大山祇命・日本武尊・将軍地蔵尊・普賢大菩薩
- 創建
- 慶長8年(1603年)、徳川家康の命により防火の神として祀られた。慶長15年(1610年)に将軍家の寄進で社殿が整えられた。
- ご利益
- 防火・防災印刷・コンピュータ関係商売繁盛恋愛・結婚・縁結び
- 主な行事
- 千日詣り・ほおずき縁日(6月23日〜24日)
- 例大祭「出世の石段祭り」(9月22日〜24日。2年に一度、神輿が男坂を上り下りする)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。