武蔵野の雑木林と湧き水に囲まれた調布の古刹で、奈良時代に満功上人が開いたと伝わります。開山の縁起には、満功の父・福満と土地の長の娘との恋の物語が語り継がれています。平安時代に天台宗へ移り、のちに厄除けの元三大師信仰で広く知られるようになりました。釈迦堂に安置される白鳳期の金銅釈迦如来像は東日本最古の国宝仏で、気軽に無料で拝めるのが魅力です。幕末の大火を逃れた茅葺きの山門をくぐると、緑の濃い境内が広がり、門前にはそば店が軒を連ねます。3月のだるま市は日本三大だるま市の一つに数えられ、多くの人でにぎわいます。
見どころ
- 国宝・銅造釈迦如来倚像(白鳳仏):7世紀後半〜8世紀初めの作とされる像高約84cmの金銅仏。東日本最古の国宝仏で、明治42年(1909)に元三大師堂の須弥壇下から再発見された。釈迦堂で無料で拝観できる
- 山門:慶応元年(1865)の大火で多くの堂が焼けた中、焼け残った茅葺きの門で、調布市指定文化財
- 梵鐘:永和2年(1376)銘の旧鐘は都内でも古い部類に入る重要文化財。現在は平成13年(2001)に新鋳した鐘が鐘楼にかかる
- 元三大師堂:おみくじの祖ともされる元三大師(良源)をまつり、厄除けの護摩祈願が毎日行われる
- 門前のそば店と湧水:境内周辺は湧き水が多く、山門前には深大寺そばの店が並ぶ。北側には都立神代植物公園が隣接する
参拝の案内
- 住所
- 〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-15-1
- アクセス
- 京王線「調布駅」北口11番乗り場から京王バス「調34」深大寺行きで約15分、終点「深大寺」下車徒歩約1分
- 京王線「つつじヶ丘駅」北口から京王バス「丘21」深大寺行きで約15分、終点「深大寺」下車徒歩約1分
- JR中央線・総武線「吉祥寺駅」南口6番乗り場から小田急バス「吉04」深大寺行きで約30分、終点「深大寺」下車徒歩約3分
- JR中央線・総武線「三鷹駅」南口3番乗り場から小田急バス「鷹65」深大寺行きで約25分、終点「深大寺」下車徒歩約3分
- 駐車場
- なし 境内の駐車場は法事・車両祈願の利用者専用。一般の参拝者は周辺の有料駐車場を利用。正月三が日とだるま市の期間は深大寺通りに交通規制あり
- 拝観時間
- 開門6:00、閉門17:00頃。国宝・釈迦如来像を安置する釈迦堂は9:30〜16:00
- 拝観料
- 境内・釈迦堂とも無料(釈迦堂の拝観料の記載なし。白鳳院建立への寄付の呼びかけあり)
- 御朱印
- 書き置きのみ 御朱印窓口で9:30〜16:00(山内行事で変更あり)。「無量寿」(本堂・阿弥陀如来)、「国宝 白鳳仏」(釈迦堂・釈迦如来)、「元三大師」(大師堂)の3種で各500円。現在は書き置き(紙朱印)で対応。3種まとめて受けるとオリジナルクリアファイルの授与あり。夏季に「ほおずき刺繍入り限定御朱印」(1,500円、7月1日〜8月16日、数量限定)
- 御朱印帳
- あり。山門と国宝・釈迦如来像をあしらった西陣織の御朱印帳など3種、各2,000円
- 混雑する時期
- 正月三が日は約20万人が初詣に訪れ、境内の内外が終日にぎわう
- 3月3・4日のだるま市は約300店が並び、10万人前後が訪れる
- 週末は家族連れなどで大いににぎわう
由緒・信仰
- ご本尊
- 宝冠阿弥陀如来(本堂)。元三大師堂に元三大師(良源)像(秘仏)、釈迦堂に国宝・銅造釈迦如来倚像
- 創建
- 天平5年(733)、満功上人が法相宗の寺として開いたと伝わる。貞観年間(859年頃)に天台宗に改められた
- 主な行事
- 初詣大護摩供(12月31日〜1月中)
- 節分会(2月3日)
- 厄除元三大師大祭・だるま市(3月3日・4日)
- 童子まつり(5月3日)
- なんじゃもんじゃコンサート(4月下旬〜5月上旬頃)
- 十三夜の会(10〜11月頃)
- 大般若転読会(11月下旬)
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参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。