68番神恵院と一つの境内に並ぶ69番札所で、寺名は市名と同じ字だが「かんのんじ」と読む。琴弾八幡宮の神宮寺として始まり、弘法大師が住職となって興福寺にならった伽藍を整え、地中に七宝を埋めたことが山号と寺号の由来とされる。歴代天皇の勅願所となり、室町時代には足利尊氏の子とされる道尊が長く住職を務めて栄えた。国の重要文化財である本堂は朱色の柱が印象的で、内部には南北朝時代の参拝者の落書きが残る。宝物館には珍しい彫像の涅槃仏や縁起絵などが伝わり、長く秘仏だった本尊は近年10年ごとに開帳される予定とされる。
見どころ
- 本堂(金堂):室町期の部材を使って江戸前期に建てられた寄棟造・本瓦葺の堂で、国の重要文化財
- 本堂に残る南北朝時代の落書き:「貞和三年」などと読める墨書で、遍路文化を知る貴重な資料とされる
- 宝物館の木造釈迦涅槃像:彫像の涅槃仏として珍しい平安末〜鎌倉期の作(国の重要文化財)
- 琴弾宮絵縁起:開基の日証上人が琴弾八幡宮を創建した由来を描いた大和絵(国の重要文化財)
参拝の案内
- 住所
- 〒768-0061 香川県観音寺市八幡町1-2-7
- アクセス
- JR予讃線「観音寺駅」から約1.6km(Wikipedia記載の距離)
- 観音寺市のりあいバス「琴弾公園」バス停から約200m(Wikipedia)
- 車:高松自動車道「大野原IC」から国道11号・県道8号へ。財田川を渡ると琴弾山麓に駐車場(霊場会)
- 駐車場
- あり 琴弾山麓・山門前に駐車場あり(霊場会)。Wikipediaでは無料。68番神恵院と共用。
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の明記なし。納経所は8:00〜17:00(霊場会共通)。68番と同じ納経所
- 御朱印
- 確認中 納経所の受付は午前8時〜午後5時(令和6年4月1日以降、霊場会の共通案内)。納経料は納経帳500円・掛軸700円・白衣300円(重ね印は300円)。
由緒・信仰
- 創建
- 大宝3年(703)に日証上人が琴弾八幡宮の神宮寺(神宮寺宝光院)として開いたと伝わる。大同2年(807)に弘法大師が第7世住職となり七堂伽藍を整え、七宝を埋めて地鎮したことから七宝山観音寺と改めたとされる
- 主な行事
- 縁日(1月16日・8月16日、68番神恵院と合同)
- 釈迦涅槃像の公開(2月15日・4月8日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(3件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。