三豊市山本町の小松尾の集落にあり、地元では山号から「小松尾寺」と呼ばれてきた67番札所。奈良時代に東大寺の末寺として開かれ、のちに弘法大師が嵯峨天皇の命で再興したと伝わる。かつては真言宗24坊と天台宗12坊が並ぶ兼学の道場で、本堂の左右に弘法大師堂と天台大師堂が並ぶ配置にその歴史が残る。戦国末期に荒廃した後、現在地に移って再建され、今の本堂は寛保元年(1741)の建立。仁王門の巨大な金剛力士像は運慶作と伝わり、県の文化財に指定されている。94段の石段を上って仁王門から参るのが寺の求める作法で、本堂では7日間灯明をともす祈祷も受けられる。
見どころ
- 仁王門の金剛力士像:像高3m余りで、運慶作と伝わる鎌倉期の像。四国霊場で最大級とされる(香川県指定文化財)
- 天台大師堂:本堂の右に天台宗の智顗を祀る堂があり、真言・天台の両宗が同じ境内で学ばれた歴史を伝える
- 本堂の「七日燈明」:赤い蝋燭を7日間灯して祈願してもらう独自の祈祷
- 参道の榧(かや)と楠の大木、建治2年(1276)銘の天台大師坐像・弘法大師坐像などの寺宝(県指定文化財)
参拝の案内
- 住所
- 〒768-0101 香川県三豊市山本町辻4209
- アクセス
- JR予讃線「観音寺駅」から約7.3km(Wikipedia記載の距離)
- 車:高松自動車道「大野原IC」から国道11号・県道240号・国道377号経由で山本町へ。大興寺の看板を左折(霊場会・公式サイト)
- 駐車場
- あり 普通車20台・無料・終日利用可(公式サイト)。
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の明記なし。納経所は8:00〜17:00(霊場会共通)。石段94段を上れない人は事前に電話すれば大師堂裏の通用門から参拝可(公式サイト)
- 御朱印
- 確認中 納経所の受付は午前8時〜午後5時(令和6年4月1日以降、霊場会の共通案内)。納経料は納経帳500円・掛軸700円・白衣300円(重ね印は300円)。
- 混雑する時期
- 4月第3日曜日の「ひゃっかうどん」接待の日は、これを楽しみに遠方から参拝する遍路も多い(公式サイト)
由緒・信仰
- 創建
- 天平14年(742)に東大寺の末寺として建立され、弘仁13年(822/823)に弘法大師が嵯峨天皇の勅により再興したと伝わる(開基は弘法大師)
- 主な行事
- 修正会(1月1日〜3日)
- 永代土砂加持供養(4月3日)
- ひゃっかうどんのお接待(毎年4月第3日曜日)
- 水子供養祭(5月5日、年により変動)
- 除夜の鐘(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。