西予市宇和町、歴史ある町並みや博物館が集まる地区の山裾にある札所です。6世紀に唐から渡来した千手観音をまつったのが起源と伝わり、奈良時代には熊野の神々が勧請されて修験道の拠点となりました。乙女に姿を変えた観音が大岩を運び、夜明けとともに置いて去ったという伝説が残り、寺名も本来は「あげいし」と読まれていました。鎌倉時代には源頼朝が命の恩人の供養のため堂を整え、山号を源光山に改めたといいます。八十八か所では数少ない天台寺門宗の寺で、本堂の隣に熊野十二社権現の社殿が並び、神仏が共にあった時代の姿を今に伝えています。
見どころ
- 本堂と石段:明治23年(1890)ごろの本堂は赤褐色の石州瓦ぶきで、外陣の天井には信徒が奉納した絵馬が飾られる。山門から79段で本堂に着く
- しあわせ観音:客殿の奥に立つ身の丈2mを超える石像で、宇和西国三十三所の石仏の先にある
- 熊野十二社権現:本堂の横に十二の社が一列に並ぶ。明治の神仏分離まで寺と一体だった
- 池禅尼供養塔:源頼朝が命の恩人の菩提を弔って建てたと伝わる大きな五輪塔
- 国の登録有形文化財:仁王門・本堂・大師堂など明治〜昭和の建物9件が登録されている
参拝の案内
- 住所
- 〒797-0007 愛媛県西予市宇和町明石205
- アクセス
- JR予讃線「卯之町駅」から約1.7km
- 宇和島バス「宇和高校前」から約1km
- 車:卯之町駅から国道56号を進み、宇和警察署手前の新郷を左折、次の新郷も左折し、岩瀬川の手前で左折(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車は無料。大型・中型バス1,000円、マイクロバス500円(霊場会)。Wikipediaでは20台
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は石段を上がった右手の本坊(Wikipedia)。四国八十八か所の「結願」の証書を有料で書いてもらえる(後日郵送。Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 6世紀前半、欽明天皇の勅願により円手院正澄が唐から渡来した千手観音をまつるため堂を建てたのが始まりと伝わる。天平6年(734)に寿元行者が熊野十二社権現を勧請し、弘仁13年(822)に弘法大師が再興したとされる
- 主な行事
- 明石寺修験 採燈大護摩供(2月3日の節分。修験者による護摩と火渡り)
- 本尊千手観音の開帳(8月9日、10時〜20時。18時から護摩法要)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。