宇和島市三間町の県道沿いにある札所で、「牛の寺」として親しまれています。空海が牛を連れた老人に勧められてその背にまたがり進んだところ、唐から投げた宝珠が楠の大木にかかって光っており、その楠で大日如来を刻んで眉間に宝珠を納めたのが始まりと伝わります。この由来から家畜を守る寺として信仰され、農家は田植えの後にお札を受けて畜舎に貼ったといいます。鎌倉時代には宇和の領主西園寺家の菩提寺として栄えました。境内には元禄期の茅葺の鐘楼が残り、牛馬の模型が並ぶ小さな家畜堂には、今ではペットの冥福を祈る人も訪れます。鎌倉時代の大師像も伝わる、素朴な趣の寺です。
見どころ
- 茅葺の鐘楼堂:元禄年間(1688〜1704)に再建された、札所の中では数少ない茅葺の鐘楼
- 家畜堂:牛馬の守り仏として信仰され、ミニチュアの牛馬やわらじが奉納されている。近年はペットの供養に訪れる人もいる
- 弘法大師坐像(県指定文化財):正和4年(1315)の胎内銘があり、銘入りの大師像として最古級とされる
- 本尊大日如来坐像:像高約1.2mの寄木造で、鎌倉時代の墨書銘がある
- 本堂:享保13年(1728)に吉田藩主伊達村賢が建立
参拝の案内
- 住所
- 〒798-1102 愛媛県宇和島市三間町則1683
- アクセス
- 宇和島バス「仏木寺」バス停からすぐ(約0.1km)
- JR予土線「務田駅」から約3.5km
- 車:県道31号宇和三間線沿い
- 駐車場
- あり 無料(霊場会)。Wikipediaでは30台・大型5台
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は山門を入り段を上がった左(Wikipedia)
由緒・信仰
- 正式名称
- 一カ山 毘盧舎那院 佛木寺(「カ」は王偏に果)
- ご本尊
- 大日如来(伝弘法大師作。建治元年(1275)作の木造坐像で県指定文化財)
- 創建
- 大同2年(807)、牛を引く老人に誘われ牛の背に乗って進んだ弘法大師が、唐から投げた宝珠が楠にかかっているのを見つけ、その楠で大日如来を刻んで眉間に宝珠を納め、寺を開いたと伝わる
- 主な行事
- 修正会(1月1日)
- 星まつり(2月3日)
- 大日如来御縁日(4月19日。大師像を開帳=Wikipedia)
- 花まつり(5月5日)
- きうり封じ祈祷会(7月土用の丑の日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。