愛媛県最南端の愛南町にある伊予最初の札所で、第1番霊山寺から最も離れているため、「四国霊場の裏関所」の異名があります。平城天皇の勅願を受けた空海が1本の霊木から薬師如来など三尊を刻んで開いたと伝わり、残った木に彫った「南無阿弥陀仏」の宝判は病を除くものとして今も御守に写して授けられています。天皇から下された勅額にちなみ、この一帯は「平城」とも呼ばれるようになりました。江戸時代には末寺を多く抱えましたが火災で堂を失い、宇和島藩伊達家の祈願所として再興されています。境内には干支の守り本尊の石仏や写経を納める塔が並び、厄除けを願う人々が参拝します。
見どころ
- 南無阿弥陀仏の名号宝判:本尊を刻んだ残りの霊木に大師が彫ったと伝わる判木。晒木綿に写した宝印御守(1体1,500円)を授与している(公式)
- 八体仏十二支守り本尊:昭和53年に彫られた8体の石仏で、自分の干支の仏に水を掛けて願う
- 心経宝塔:平城天皇の病気平癒を般若心経で祈った故事にちなみ、各地の信者が納めた写経を収める塔(昭和53年)
- 山門(町指定文化財):約200年前の総欅造で、天井の方位盤で知られる
- 大師堂と平城天皇遺髪塔:平成5年の総檜造の大師堂は回廊で八十八か所のお砂踏みができる。境内には天皇の遺髪塚と伝わる五輪塔もある
参拝の案内
- 住所
- 〒798-4110 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城2253-1
- アクセス
- JR予讃線「宇和島駅」から宇和島バス宿毛行きで「平城札所前」下車、徒歩約2分(公式)
- 土佐くろしお鉄道宿毛線「宿毛駅」から宇和島バスで「平城札所前」下車(公式)
- 車:宇和島駅から国道56号を四万十方面へ。愛南町に入って最初の信号(八幡野神社前)を左折し、約400m先の信号を左折(霊場会)
- 駐車場
- あり 山門下に普通車15台、小学校前に普通車5台(霊場会)。大型バスは国道56号から御荘大橋を渡った観自在寺大型バス駐車場を利用し、山門まで徒歩約8分。山門下の道路は狭いため指定方向から出るよう案内(公式)。Wikipediaでは無料
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。公式サイトには新型コロナ対策で8:00〜16:00に短縮との古いお知らせが残る(掲載時期不明)
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は本堂の中(Wikipedia)
由緒・信仰
- ご本尊
- 薬師如来(伝弘法大師作。50年に一度開帳の秘仏で次回は2034年=Wikipedia)
- 創建
- 大同2年(807)、平城天皇の勅願により弘法大師が1本の霊木から本尊の薬師如来と脇仏の阿弥陀如来・十一面観音を刻んで開いたと伝わる
- ご利益
- 厄除け病気除け・厄除諸難消除(宝印御守)学業成就・受験祈願(宝聚殿の文殊菩薩)
- 主な行事
- 正月修正会(1月1日)
- 初大師御縁日(1月20日・21日)
- 星祭節分会(2月3日)
- 護摩祈祷会(2月4日)
- 春大師御縁日(3月20日・21日)
- 花まつり(4月8日。8時から甘茶の接待)
- 青葉祭・大師誕生日(6月15日。大師像を開帳)
- きゅうり封じ(7月土用の丑の日)
- 大師縁日・大師まつり(8月20日・21日)
- 大師縁日(10月21日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。