今治市の西部、近見山のふもとにある第54番札所です。寺伝では奈良時代に行基が不動明王を刻み、標高約244mの近見山の山頂に堂を建てたのが始まりで、かつては谷々に多くの坊が並ぶ大寺だったといわれます。弘法大師が再興して「圓明寺」と名づけましたが、隣の第53番と同じ名で紛らわしいため、明治以降は通称だった延命寺を正式な名としました。火災に遭うたびに再建を重ね、江戸時代中期に現在地へ移っています。今治城から移した山門や火伏せ不動の名をもつ本尊、春に咲く馬酔木の花などが見どころです。境内には飢饉から農民を救った庄屋の墓もあります。
見どころ
- 山門(中門)はもと今治城の城門の一つで、明治初期の城の取り壊しの際に譲り受けた総けやき造り。
- 本尊は宝冠をかぶった珍しい不動明王で、度重なる火災を逃れたことから「火伏せ不動」と呼ばれる。60年に一度開帳の秘仏。
- 境内には馬酔木(あせび)が多く、春の彼岸ごろから白い花が咲く。
- 四国で最古級とされる真念の道標が残る。
- 享保の大飢饉で農民を救った庄屋・越智孫兵衛の墓がある。
参拝の案内
- アクセス
- JR予讃線「大西駅」から約3.6km(Wikipedia)
- 今治港・今治駅からせとうちバス(菊間・星之浦行き)で「阿方」下車、約0.6km(Wikipedia)
- 車は今治ICから国道196号を大西町方面へ、明徳短大の先を右折し県道38号経由(公式)
- 駐車場
- あり 普通車30台(冥加料100円)、マイクロバス・大型車あわせて6台(冥加料500円)(公式)
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できず
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。受付時間は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。納経料は納経帳500円(重ね印300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定)
- 混雑する時期
- 巡拝者は気候がよく日の長い3〜4月と10〜11月に多い
由緒・信仰
- 創建
- 養老4年(720年)、聖武天皇の勅願により行基が近見山山頂に開いたと伝わる
- 主な行事
- 初不動(1月28日)
- 節分会(2月3日)
- 花まつり(4月8日)
- 越智孫兵衛慰霊法要(8月7日)
- 大施餓鬼法会(8月23日)
- 納めの不動(12月28日)
- 除夜の鐘(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。