高知市の北東部、南国市へ抜ける逢坂峠のふもとに鎮座する土佐国一宮で、地元では「しなねさま」と呼ばれています。古代の『日本書紀』に「土左大神」として名が見える古社で、境内の礫石を磐座として祭祀したのが始まりと考えられています。中世以降は土佐の総鎮守として歴代の領主に崇敬され、戦国時代には長宗我部元親が四国平定を願って社殿を再建しました。トンボが飛び込む姿を表すという独特の配置の本殿・幣殿・拝殿と、山内家が建てた楼門・鼓楼はいずれも国の重要文化財です。8月のしなね祭は土佐三大祭の一つに数えられ、忌火を持ち帰って魔除けにする風習も残っています。
見どころ
- 本殿・幣殿・拝殿(重要文化財):長宗我部元親が元亀2年(1571)に再建した社殿で、上から見るとトンボが本殿に飛び込む形の「入蜻蛉」様式とされ、戦勝報告の意味が込められたと伝わる
- 楼門(神光門)と鼓楼(重要文化財):土佐藩2代藩主・山内忠義が寛永8年(1631)と慶安2年(1649)に造営した
- 礫石(つぶて石):境内東北にある自然石で、古代の祭祀の場(磐座)だったと考えられている
- 輪抜祓所と境内社:茅の輪をくぐる輪抜祓所や、大杉・大楠、事代主神社・大国主神社などの境内社がある
参拝の案内
- 住所
- 〒781-8131 高知県高知市一宮しなね2丁目16-1
- アクセス
- とさでん交通バス「一宮東門」バス停から徒歩約4分
- とさでん交通バス「一宮神社前」バス停から徒歩約5分(高知駅から乗車約15分)
- JR土讃線「土佐一宮駅」から徒歩約19分
- 車:高知自動車道 高知ICから約5分、JR高知駅から約15分、高知龍馬空港から約25分
- 参拝時間
- 参拝時間の記載なし。祈願は9:00〜16:00(公式)。斎籠祭の期間(13日夜明けまでの3日間)は境内への参入を遠慮するよう案内あり
- 混雑する時期
- 8月24・25日のしなね祭(土佐三大祭の一つ)は多くの参拝者で賑わう
- しなね祭初日の24日は夕方から夜店が並び、夜遅くまで人出が続く
由緒・信仰
- 社格など
- 式内社(大社)・土佐国一宮・旧国幣中社・神社本庁別表神社
- 創建
- 創祀は明らかでなく、境内の礫石を磐座としてまつったのが起源と考えられている。社伝では雄略天皇4年の創建とする。『日本書紀』天武天皇4年(675)条に「土左大神」として登場する
- ご利益
- 国土開拓産業繁栄和合協調家内安全航海安全交通安全病気平癒開運招福
- 主な行事
- しなね祭(例祭 8月24日・25日。土佐三大祭の一つ、25日午後に神幸祭)
- 斎籠祭(田植前の3日間)
- 秋祭(10月8日)
- 新嘗祭(11月23日)
- 節分厄除け星除け祈願祭(2月3〜5日)
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参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。