築地場外市場のすぐ隣に建つ、浄土真宗本願寺派の東京における拠点寺院です。江戸初期に浅草近くで開かれましたが、明暦の大火で焼け、代わりに与えられた海を埋め立てて堂を再建したことが「築地」という地名の由来になりました。関東大震災で再び失われた本堂は、昭和初期に建築史家・伊東忠太の設計で鉄筋コンクリート造としてよみがえり、アジアの古い仏教建築に学んだ異国情緒あふれる姿は国の重要文化財に指定されています。堂内は僧侶の勤める場より参拝者の空間を広くとった真宗寺院らしい造りで、正面に阿弥陀如来を安置し、パイプオルガンも備える独特のつくりです。建物のあちこちに潜む動物の彫刻を探しながら歩くのも楽しみの一つです。
見どころ
- 昭和9年完成の本堂は伊東忠太の設計で、古代インドの仏教建築を思わせる石造風の外観が特徴。本堂・大谷石の石塀・三門門柱が2014年に国の重要文化財となった。
- 伊東忠太が好んだ動物や霊獣の彫刻が建物の各所に13種類隠れており、本堂の階段には牛・馬・猿などの像、両脇には翼をもつ獅子が置かれている。
- 本堂入口の扉上には花を描いたステンドグラスがあり、堂内にはドイツ製のパイプオルガンを備え、毎月最終金曜の昼にランチタイムコンサートが開かれる。
- 境内のインフォメーションセンターにはカフェやオフィシャルショップが入り、参拝のついでに立ち寄れる。
参拝の案内
- 住所
- 〒104-8435 東京都中央区築地3-15-1
- アクセス
- 東京メトロ日比谷線「築地駅」1番出口直結
- 東京メトロ有楽町線「新富町駅」4番出口から徒歩約5分
- 都営浅草線「東銀座駅」5番出口から徒歩約5分
- 都営大江戸線「築地市場駅」A1出口から徒歩約5分
- 駐車場
- あり 参拝者専用の駐車スペースあり(台数は非公表・限りあり)。晴海通り側の南門から入場し、月島方面からの右折入場は不可。公式は公共交通機関の利用を推奨
- 拝観時間
- 本堂6:00〜16:00(夕方のお勤め終了まで)。合同墓礼拝堂6:00〜21:30
- 御朱印
- 授与なし 浄土真宗の寺院のため御朱印の授与はない。代わりに本堂入って左側で無料の参拝記念カード(毎月内容が替わる)と記念スタンプがある(るるぶ&more.、2022年10月)
- 混雑する時期
- 7月末〜8月初めの夜の納涼盆踊り大会(4日間。境内に座席なし、7月中旬から駐車場・駐輪場の利用制限)
- はなまつり・報恩講などの大きな行事の際は法要受付の休止や境内の駐車制限がある
由緒・信仰
- 創建
- 元和3年(1617年)、西本願寺の別院として浅草御門南の横山町に創建。明暦の大火(1657年)で焼失後、海を埋め立てた現在地に移り延宝7年(1679年)に再建
- 主な行事
- パイプオルガン ランチタイムコンサート(毎月最終金曜日 12:10〜)
- 納涼盆踊り大会(夏)
- 春・秋の彼岸会、盂蘭盆会
- めぐみの参拝式(七五三)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。