大門駅を出てすぐ、浜松町のオフィス街に鎮まる、伊勢神宮の内宮と外宮の神をお祀りする神社です。平安時代の1005年に創建されたと伝わり、遠い伊勢までお参りできない江戸の人々が代わりに詣でたことから「関東のお伊勢さま」と呼ばれて親しまれてきました。最大の行事は9月の例祭を中心に11日間も続く「だらだら祭り」で、かつて周りに生姜畑が広がっていたことにちなみ生姜市が立ち、いまも御前生姜が授与されます。境内は江戸の町火消と力士が争った「め組の喧嘩」の舞台でもあり、ゆかりの半鐘が区の文化財として残ります。衣装が増え良縁に恵まれるという郷土玩具の千木筥や、文豪の筆による貯金塚など、小さな境内に江戸の暮らしの面影がつまった都心の古社です。
見どころ
- め組の半鐘: 文化2年(1805年)に境内で起きた町火消と力士の大げんか「め組の喧嘩」にゆかりの半鐘で、港区指定の有形民俗文化財。歌舞伎『神明恵和合取組』の題材にもなった
- 神明造の御社殿: 明治の火災、関東大震災、東京大空襲と三度焼失し、戦後の昭和39年(1964年)に本殿が再建された
- 千木筥(ちぎばこ): 当宮だけに伝わる縁起物。「千木」が「千着」に通じることから衣装が増え、良縁に恵まれるお守りとして授与される
- 貯金塚: 武者小路実篤の揮毫による碑で、10月には貯金祭が行われる
- 境内社の住吉神社や、長沢芦雪の絵画・能面などの社宝も伝わる
参拝の案内
- 住所
- 〒105-0012 東京都港区芝大門1-12-7
- アクセス
- 都営浅草線・大江戸線「大門駅」A6出口から徒歩約1分
- JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」北口から徒歩約5分
- 都営三田線「御成門駅」A2出口から徒歩約5分
- 東京モノレール 羽田空港から浜松町駅まで約18分
- 参拝時間
- 境内参拝は自由(時間の公式記載なし)。社務所は9:00〜17:00、ご祈祷の受付は9:00〜16:30(予約制)
- 御朱印
- 直書きOK 社務所で9:00〜17:00に授与、初穂料500円。毎月1日は「朔日」の印が入る御朱印になり、行事に合わせた特別御朱印が出ることもある(いずれも参拝者の記録による)公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり。日光杉並木の古材を使った木製の御朱印帳(18×12cm・2,500円)(参拝者の記録による)
由緒・信仰
- ご祭神
- 天照皇大御神・豊受大御神(伊勢神宮の内宮・外宮の神)。相殿に源頼朝公・徳川家康公
- 創建
- 寛弘2年(1005年)、一条天皇の御代に創建と伝わる。伊勢神宮の御厨(飯倉御厨)の神明社に始まるとされる
- ご利益
- 良縁・衣装に恵まれる(千木筥)厄除け・長寿(御前生姜)
- 主な行事
- 半鐘祭(2月3日)
- 七夕祭(7月7日)
- だらだら祭り(例年9月11日〜21日の11日間。例祭は9月16日、期間中に氏子各町の神輿連合渡御や敬老祭。生姜が授与されることから「生姜祭」とも)
- 貯金祭(10月17日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(8件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。