勝浦町の鷲ヶ尾の頂近く、標高約500mの山上にある第二十番札所で、地元では「お鶴さん」と呼ばれています。弘法大師が修行中、つがいの白い鶴が杉の梢で小さな金の地蔵を守っているのを見て、地蔵菩薩を刻んでその胎内に納めたのが寺名の由来と伝わります。山の姿が釈迦の説法の地・霊鷲山に似ることから山号が付けられました。歴代天皇や源頼朝・義経、蜂須賀家の信仰を集め、山深い立地のため天正の兵火を免れたとされます。老杉に包まれた境内には県内唯一の三重塔が建ち、紀州や淡路の山々、太平洋まで見渡せるといわれます。「一に焼山、二にお鶴」とうたわれた難所の一つで、麓からの遍路道は国の史跡です。
見どころ
- 三重塔:文政年間(1820年代)に建てられた徳島県内唯一の三重塔で、層ごとに異なる勾欄の意匠が特徴。県指定文化財
- 鶴林寺道と丁石:山麓から約4kmの急坂の遍路道は国の史跡で、室町時代の年号を刻んだ県内最古の丁石が残る
- 老杉に囲まれた山上の境内:標高約500mの鷲ヶ尾の頂近くにあり、杉や檜の巨木が参道を覆う
- 山門の鶴像:仁王像とともに一対の鶴の像が立ち、寺名の由来となった白鶴の伝説を伝える
- 本尊地蔵菩薩:平安後期の作とされる国の重要文化財。猟師の矢を受けた「矢負いの地蔵」の伝承がある
参拝の案内
- 住所
- 〒771-4303 徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14
- アクセス
- JR徳島駅から徳島バス勝浦線(横瀬行)で「生名」下車、約3.4km(阿波ナビは徒歩約7kmと記載)
- 第19番立江寺から遍路道で約13km
- 車:徳島駅前から国道55号を南へ、江田町交差点を右折して県道16号線を勝浦川沿いに進み、大イチョウのところで標識に従い左折(霊場会)
- 駐車場
- あり 志納金制(霊場会。金額の記載なし)。阿波ナビは志納金制20台、Wikipediaは普通車約30台・無料と記載
- 拝観時間
- 境内の参拝時間の定めは資料に記載なし。納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の基本の時間)
- 御朱印
- 確認中 石段下の大師堂の先にある納経所で受付(Wikipedia)。受付は8:00〜17:00(霊場会『お遍路の心得』の基本の受付時間)。本尊のほか星谷寺の納経印、白衣の背中に押す鶴の印もある(Wikipedia)。納経料は資料に記載なし
由緒・信仰
- 創建
- 延暦17年(798)、桓武天皇の勅願により弘法大師が開いたと伝わる
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。