土佐市宇佐の浦ノ内湾を宇佐大橋で渡った先、横浪半島の付け根にある札所です。唐の長安で恵果和尚から密教を受け継いだ空海が、帰国の際に有縁の地を求めて独鈷杵を東へ投げ、それがこの山の松にかかっていると感じ取って寺を開き、師の寺と同じ名を付けたと伝わります。本尊の波切不動は、入唐の船が嵐に遭ったとき現れて波を切り裂いた不動明王の姿とされ、航海の安全や豊漁を願う人々の信仰を集めてきました。山門から本堂へは長い石段が続き、途中に三重塔が建ちます。半島の断崖にある奥の院では、今も裸足で参るしきたりが守られています。
見どころ
- 石段と三重塔:仁王門の先に約170段の石段が続き、途中に三重塔が建つ。本堂を中心に左右へ大師堂・薬師堂が並ぶ配置は唐の青龍寺にならうとされる
- 愛染明王坐像(重要文化財):鎌倉時代の像で本堂の右脇陣に安置。毎月旧暦28日に本堂が開扉され拝観できる
- 奥の院:境内から南へ約600〜800m、横浪半島の断崖上の石堂に波切不動をまつる。最後の鳥居から先は裸足で参るしきたり
- 恵果和尚の墓:中段に師・恵果をしのぶ墓がある
- 横浪県立自然公園:北に浦ノ内湾、南に太平洋を望む景勝地。参拝は宇佐大橋を渡って向かう
参拝の案内
- 住所
- 〒781-1165 高知県土佐市宇佐町竜163
- アクセス
- とさでん交通・土佐市ドラゴンバス「宮前スカイライン入り口」から約3.1km
- 車:高知自動車道 土佐ICから国道56号・県道39号で宇佐町へ。宇佐大橋を渡り、県道23号・47号を海沿いに進む(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車20台、無料(霊場会)。Wikipediaでは無料部分と有料部分があるとする
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内・Wikipedia)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は本堂への石段の下(Wikipedia)。奥の院・独鈷山不動堂の納経も青龍寺の納経所で受け付ける(Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 弘仁6年(815)、唐で師事した恵果和尚の恩に報いるため、弘法大師が唐から投げた独鈷杵がとどまったこの地に堂を建て、師の寺と同じ名を付けたと伝わる
- 主な行事
- 本堂・大師堂の開扉(毎月旧暦28日。愛染明王像を拝観できる)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。