桂浜から西へ約4km、高知市長浜の住宅地にある札所で、八十八か所では数少ない臨済宗の寺です。空海が開いた真言宗の高福寺が始まりとされ、鎌倉時代には仏師の運慶・湛慶親子が滞在して仏像を刻んだことから慶運寺と名を改めたと伝わります。戦国時代に荒れていた寺を長宗我部元親が禅寺として再興し、元親の死後はその法号から雪蹊寺と呼ばれる菩提寺になりました。江戸時代初めには朱子学南学派の拠点となり、多くの儒学者を育てています。明治の廃寺を経て山本太玄・玄峰の師弟が寺を立て直しました。湛慶の真作と判明した毘沙門天など、鎌倉彫刻の名品が伝わります。
見どころ
- 鎌倉時代の仏像16躯(重要文化財):運慶作と伝わる薬師三尊、湛慶作の毘沙門天・吉祥天・善膩師童子、十二神将など。霊宝殿に安置(拝観要予約)
- 長宗我部家ゆかり:元親の法号から寺名が付けられた菩提寺で、豊後で戦死した長男信親の墓がある
- 南学発祥の道場:江戸初期の住職が朱子学南学派の祖となり、野中兼山らの儒学者を輩出した
- 太玄塔・玄峰塔:寺を再興した山本太玄と、その弟子で昭和の名僧とされる山本玄峰の供養塔
- 馬頭観音堂:天井に天女絵が描かれ、旅の安全を守る観音として遍路の信仰を集める
参拝の案内
- 住所
- 〒781-0270 高知県高知市長浜857-3
- アクセス
- とさでん交通バス 長浜行き・桂浜行き「長浜」から約0.3km
- 車:高知ICからはりまや橋方面へ向かい県道34号へ。高知南郵便局先の交差点を右折して約100mで駐車場(霊場会)
- 駐車場
- あり 普通車10台・マイクロバス5台・大型3台。6:00〜18:00、隣接する秦神社の土地で志納金(霊場会)。Wikipediaでは普通車100円程度の志納
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 拝観料
- 境内の拝観料は資料に記載なし(未確認)。運慶・湛慶らの仏像(重要文化財)の拝観は要予約(霊場会)
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は本堂左手の客殿(Wikipedia)
由緒・信仰
- 創建
- 弘仁6年(815)、弘法大師が開いたと伝わり、当初は真言宗で「高福寺」と称した。戦国時代に長宗我部元親が月峰和尚を招いて臨済宗の寺として再興した
- 主な行事
- 節分厄除け・般若心経百巻読経(2月3日)
- 花まつり(旧暦4月8日)
- 盆・卒塔婆供養(7月第1日曜日)
- 安産子安地蔵祭(7月第3日曜日)
- 施餓鬼(10月第2または第3日曜日)
- 除夜の鐘・そば接待(12月31日)
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。