四万十町の中心、窪川駅の近くにある札所で、前後の札所まで距離があるため遍路の宿としても親しまれてきました。寺伝では奈良時代に行基が仁井田明神のそばに開いた寺が前身で、空海が明神を五つの社に分けてそれぞれに仏をまつったことから、不動・観音・阿弥陀・薬師・地蔵の五尊を本尊とします。戦国期の兵火のあと別当の役目がこの寺に移り、明治の神仏分離で五社と分かれて仏と札所がここにまとめられました。昭和に新築された本堂の天井には、一般から募った575枚の絵がはめ込まれ、花や鳥に交じって映画スターの姿まで描かれた自由な雰囲気が見どころです。
見どころ
- 本堂の格天井画:昭和53年(1978)の新築時に全国から公募した575枚の絵が天井を埋め、花や鳥の絵の中にマリリン・モンローを描いた一枚もある
- 五尊の本尊:仁井田五社の本地仏だった5体の仏を本尊としてまつる珍しい札所
- 大師堂:約200年前の建物で境内最古
- 矢負い地蔵:猟師の身代わりとなって矢を受けたという伝説の地蔵(開山堂に安置)
- 宿坊:36番・38番との距離が遠く、昔から遍路が泊まることの多い寺(要予約)
参拝の案内
- 住所
- 〒786-0004 高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
- アクセス
- JR土讃線・土佐くろしお鉄道「窪川駅」から約0.7km
- 高知西南交通・近鉄バス(しまんとブルーライナー号)「窪川駅前」から約0.7km
- 車:36番からは国道56号を四万十市方面へ。窪川トンネルを抜けて古市町交差点を右折し、二つ目の信号を左折、突き当たりを右折して約120m先左側(公式)
- 駐車場
- あり 普通車20台・大型4台(公式・霊場会)。Wikipediaでは15台・大型4台で、普通車200円を納経所で支払うとある
- 拝観時間
- 納経所の受付は8:00〜17:00(霊場会の共通案内)。境内の参拝時間の定めは資料で確認できなかった
- 御朱印
- 確認中 納経所で受付。納経時間は8:00〜17:00(霊場会の案内。令和6年4月1日に7:00開始から変更)。納経料は納経帳500円(重ね印は300円)・掛軸700円・白衣300円(令和6年4月1日改定、霊場会)。納経帳・掛軸に納経を受けると本尊の御影(白黒)が授与される。彩色御影は1体200円。納経所は仁王門を入って左(Wikipedia)。奥の院・矢負い地蔵の納経も当寺の納経所で受け付ける(Wikipedia)
由緒・信仰
- ご本尊
- 不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩の五尊
- 創建
- 天平年間(729〜749)、聖武天皇の勅を受けた行基が七難即滅・七福即生を願って仁井田明神のそばに建てた福圓満寺が前身と伝わる(寺伝)。弘仁年間に弘法大師が仁井田明神を五社に分け、それぞれに本地仏をまつったとされる
- 主な行事
- 新春特別祈祷(1月2日)
- 節分会・星供養会(2月3日)
- 弘法大師祭(3月20日〜21日)
- 花まつり・仏生会(4月8日)
- 盂蘭盆(8月13日〜16日)
- 聖天祭(12月18日)
- 除夜祭(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(8件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。