世田谷区奥沢の住宅地に広い寺域を持つ浄土宗の寺で、正式名より「九品仏」の名で知られます。江戸時代前期、珂碩上人が幕府から戦国期の奥沢城跡を与えられて開いたのが始まりです。境内では本堂と向かい合う形で三つのお堂が並び、それぞれに阿弥陀如来が3体ずつ、合わせて9体まつられています。手の組み方の違いで、極楽往生の九つの段階を表しているのが特徴です。数年に一度の5月5日には、菩薩の面を着けた人々が本堂と三仏堂を結ぶ橋を渡る「お面かぶり」が営まれます。大イチョウなどの巨木に囲まれた境内は、春の桜から秋の紅葉まで、四季の移ろいを静かに楽しめる場所です。
見どころ
- 本堂の向かいに並ぶ上品堂・中品堂・下品堂の三仏堂に、印相の異なる阿弥陀如来坐像が3体ずつ計9体安置され、寺の通称「九品仏」の由来となっている(東京都指定文化財)
- 樹齢700年ともいわれる大イチョウやカヤの巨木(都の天然記念物)。秋は紅葉と黄葉が境内を彩る
- 世田谷区指定文化財の仁王門と、本堂(龍護殿)にまつわる二龍伝説
- 奥沢城の城主の娘・常盤姫にまつわる「さぎ草物語」。夏には境内でさぎ草が見られる
参拝の案内
- 住所
- 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-41-3
- アクセス
- 東急大井町線「九品仏駅」から徒歩約5分
- 東急東横線・大井町線「自由が丘駅」から徒歩約15分
- 東急バス「八中前商店会」または「九品仏駅前」から徒歩約5分
- 駐車場
- あり 境内に駐車場はあるが、年回忌法要・墓参・法要参列者が優先で、一般参拝者は公共交通機関の利用を求められている。利用時は寺務所で駐車許可証を受け取る。閉門後(16:30〜翌6:00)は出庫不可。旅行サイトでは10台・無料とされる
- 拝観時間
- 開門6:00〜16:30(境内自由)。寺務所の電話受付9:00〜16:00
- 御朱印
- 直書き・書き置き 「九品阿弥陀佛」の御朱印500円(直書き・書き置きとも)。切り絵朱印「五劫思惟」1,000円(見開き)。大修繕事業の勧進(一口1,000円)をした人には写経のうえ金紙の勧進朱印を授与。受付所の時間は公式に記載なし
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり。大判(12.4×18.3cm・紙表紙3色、市松模様と寺紋の竜胆車、裏に9つのキリーク)と一般サイズ(11.2×16cm・布表紙2色、表紙に鷺草)。価格は未確認
- 人が集まる行事
- 二十五菩薩来迎会(お面かぶり)の日。4年に1度5月5日に行われ、次回は令和10年(2028年)予定
- 秋の紅葉と大イチョウ
- 春の桜
由緒・信仰
- 創建
- 延宝6年(1678)、珂碩上人が江戸幕府から奥沢城の跡地を与えられて開山
- 主な行事
- 二十五菩薩来迎会「お面かぶり」(5月5日。東京都指定無形民俗文化財。次回は令和10年=2028年予定)
- 秋期彼岸会
- 虫干法要
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。