目黒区下目黒にある天台宗の寺で、本尊の不動明王にちなんで「目黒不動尊」と呼ばれています。平安初期、比叡山へ向かう途中の若き円仁がこの地で不動明王の夢を見て、その姿を彫ったのが起こりと伝わり、関東で最も古い不動霊場を名乗ります。江戸時代には三代将軍家光が、行方知れずになった愛鷹がここで祈ると戻ってきたことに感じ入って伽藍を整え、江戸の守りとされた五色不動のひとつとして多くの参詣客を集めました。石段下では龍の口から霊泉が注ぐ独鈷の滝が今も水をたたえ、本堂裏には銅造の大日如来や、甘藷先生として知られる青木昆陽の墓があります。毎月28日の縁日には露店が並び、境内がひときわにぎわいます。
見どころ
- 本堂へ上る石段下の「独鈷の滝」。円仁が投げた法具の落ちた所から湧いたと伝わる霊泉で、2体の龍の口から水が流れ落ち、今も水垢離の場になっています。
- 独鈷の滝の脇に建つ朱塗りの前不動堂。江戸時代中期の建物で、東京都の有形文化財に指定されています。
- 大本堂の裏手に座る銅造の大日如来坐像。天和3年(1683年)の作とされる露座の仏像で、目黒区の文化財です。
- サツマイモの栽培を広めた青木昆陽の墓「甘藷先生墓」。本堂裏の墓地にあり、国の史跡に指定されています。
- 裏山一帯は縄文・弥生時代の住居跡や土器が見つかった「目黒不動遺跡」。仁王門前には白井権八と小紫の比翼塚も残ります。
参拝の案内
- 住所
- 〒153-0064 東京都目黒区下目黒3-20-26
- アクセス
- JR「五反田駅」西口から東急バス渋谷行(渋72系統)で「目黒不動尊」下車すぐ
- 東急目黒線「不動前駅」から徒歩約15分
- JR山手線・東急目黒線ほか「目黒駅」から徒歩約20分
- 駐車場
- なし 専用駐車場なし。付近のコインパーキングを利用(寺では個別の案内はしていない)
- 拝観時間
- 御堂の開いている時間は9:00〜16:30
- 御朱印
- 直書き・書き置き 寺務所(正門に向かって右の阿弥陀堂内)で授与。通常は事前に墨書した朱印紙(書き置き)を渡す。8のつく日(8日・18日・28日)と日曜・祝日の9:00〜16:30のみ、持参の御朱印帳に直接書いてもらえる。納経料の記載なし
- 混雑する時期
- 毎月28日の不動縁日は露店が出て最も賑やか(バスが境内を通れなくなる)
- 正月三が日も縁日扱いでバスが特別ダイヤになる
- 寺は混雑を避けるため、初詣を12月〜2月の節分までに分散して参拝するよう呼びかけている
由緒・信仰
- 創建
- 大同3年(808年)、比叡山へ向かう途中の15歳の円仁(慈覚大師)が、夢に現れた不動明王の姿を彫って安置したのが始まりと伝わる
- ご利益
- 厄除け商売繁盛家内安全病気平癒合格成就方位除け
- 主な行事
- 新年初護摩祈願(1月1日〜8日)
- 干支まつり(1月15日)
- 節分会 豆撒き式(2月)
- 花まつり(4月8日)
- 大施餓鬼会(4月24日)
- 甘藷祭り(10月28日。青木昆陽の遺徳法要)
- 不動尊の縁日(毎月28日。8日・18日も縁日)
- 除夜の鐘(大晦日)
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参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。