東京都内でもっとも古い寺とされる観音霊場で、寺伝では飛鳥時代に隅田川の漁師兄弟が網で引き上げた小さな観音像が起こりとされています。本尊の聖観世音菩薩は絶対の秘仏で、人目に触れることはありません。山号の「金龍山」は、観音が姿を現したとき金色の龍が舞い降りたという言い伝えによります。大提灯の雷門から仲見世を抜けて宝蔵門、本堂へと続く参道は、江戸の門前町の面影を今に伝える浅草の顔です。本堂や五重塔は戦災で失われ戦後に再建されましたが、二天門や六角堂などの古い建物も残ります。三社祭やほおずき市、羽子板市など一年を通して行事が多く、坂東三十三観音の第13番、江戸三十三観音の第1番でもあります。
見どころ
- 雷門(風雷神門):大提灯で知られる総門。慶応元年(1865)に焼失し、昭和35年(1960)に松下幸之助の寄進で再建された
- 本堂と宝蔵門:東京大空襲で焼失したのち、本堂は昭和33年(1958)、宝蔵門は昭和39年(1964)に鉄筋コンクリートで再建。宝蔵門の上層には経典(元版一切経・重要文化財)を収める
- 五重塔:昭和48年(1973)再建の高さ約48mの塔
- 二天門:元和4年(1618)建築とされる八脚門で、国の重要文化財。空襲を免れた江戸初期の建物
- 六角堂と伝法院:六角堂は境内最古とされる建物(都指定文化財)。本坊の伝法院の庭園は国の名勝に指定されている
参拝の案内
- 住所
- 〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
- アクセス
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩約5分
- 都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口から徒歩約5分
- 東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約5分
- つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩約5分
- 都営バス・京成タウンバス・台東区循環バス「めぐりん」も利用可
- 駐車場
- なし 専用駐車場はなし。公式サイトは台東区雷門地下駐車場など周辺の駐車場の利用を案内
- 拝観時間
- 本堂は6:00〜17:00(10月〜3月は6:30開堂)。その他の諸堂は寺務所へ問い合わせ
- 御朱印
- 直書きOK 本堂西側の影向堂にある御朱印所で授与。本尊「聖観世音」の御朱印のほか、浅草名所七福神の大黒天の御朱印もある。聖観世音の御朱印は500円(ホトカミ掲載)。受付時間は未確認。郵送対応なし(ホトカミ掲載)公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 御朱印帳
- あり。通常サイズ・大判、蒔絵の御朱印帳など寺院オリジナルの御朱印帳がある(ホトカミ掲載。価格は参拝者の投稿で5,000円強の例あり)
- 混雑する時期
- 初詣は全国でも上位の参拝者数(2019年は約293万人で4位)
- 7月9・10日の四万六千日・ほおずき市は、朝から夜遅くまで境内が参拝者で埋まる
- 12月17〜19日の羽子板市も大勢の人出がある
由緒・信仰
- 創建
- 推古天皇36年(628)、檜前浜成・竹成兄弟が隅田川で観音像を網で引き上げ、土師中知が自宅を寺としてまつったのが始まりと伝わる。大化元年(645)に勝海上人が観音堂を建てたとされる
- 主な行事
- 節分会(2月3日)
- 本尊示現会(3月18日)
- 三社祭(5月第3金・土・日曜頃、隣接する浅草神社の祭礼)
- 四万六千日・ほおずき市(7月9・10日)
- 菊供養会(10月18日)
- 羽子板市(12月17〜19日)
- 除夜の鐘(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。