王子駅の西、台地の斜面に沿って社殿が建つ稲荷社で、関東一円の稲荷の総元締めとして江戸時代から多くの参詣者を集めてきました。起こりは平安時代以前とされ、源氏の武将たちも信仰したと伝わります。大晦日の晩に各地の狐がこの地に集まり、装いを改めて参詣したという言い伝えは有名で、それを再現した「狐の行列」が毎年地元の人々の手で行われています。2月の午の日には火事除けの奴凧を求める人で境内がにぎわい、凧市が立ちます。社殿の奥には持ち上げて願いを占う御石様の祠もあり、境内に並ぶ多くの狐像とあわせて、江戸の信仰の面影をたどれる場所です。
見どころ
- 社殿裏手の小道を上った先の祠に、座布団に載った願掛けの「御石様」が祀られ、念じながら持ち上げて軽く感じれば願いが叶うと言われている。
- 大晦日の夜に関東中の狐が集まり、装束を整えて参詣したという伝説で知られ、民話『王子の狐火』や落語『王子の狐』の題材にもなった。
- 柴田是真の「額面著色鬼女図」や谷文晁の「龍図」など、江戸の名手による奉納絵馬・額を所蔵している。
- 参道や境内のあちこちに狐の石像が置かれ、稲荷社らしい独特の雰囲気が味わえる。
参拝の案内
- 住所
- 〒114-0021 東京都北区岸町1-12-26
- アクセス
- JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」から徒歩約10分
- 都電荒川線「王子駅前」停留場から徒歩約8分
- 御朱印
- 直書きOK 持参の御朱印帳への直書きに対応(ホトカミ掲載情報)。郵送対応なし。受付時間・初穂料は未確認公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり(ホトカミ掲載情報。内容・価格は未確認)
- 混雑する時期
- 2月の午の日(初午・二の午・三の午)は凧市が開かれ、境内に凧の露店が並んで賑わう
- 大晦日の夜から元日未明にかけて「王子狐の行列」が装束稲荷神社から当社へ向かう(人出の規模は資料に記載なし)
由緒・信仰
- 社格など
- 旧無格社。「関八州稲荷総司」「東京八大稲荷」の一つと称される
- 創建
- 創建年は不詳で平安時代以前とされる。康平年間に源頼義が信仰し、治承4年(1180年)に源頼朝から奉納を受けたと社伝に伝わる
- 主な行事
- 初午祭・凧市(毎年2月の初午と二の午。火防の奴凧を授与)
- 王子狐の行列(毎年12月31日夜。装束稲荷神社から王子稲荷神社まで練り歩く地元有志の行事)
- 縁日(毎月の午の日)
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参考にした資料(4件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。