吉備の中山の麓に鎮まる備中国一宮で、桃太郎の昔話のもとになったとも言われる温羅退治の伝説で知られます。祭神の大吉備津彦命は朝廷から遣わされ、鬼ノ城を拠点に人々を苦しめた温羅を討ったと伝えられます。討たれた温羅の首はうなり続けたものの、やがて釜の音で吉凶を告げる役目を負うようになり、これが今も続く鳴釜神事の由来とされます。室町時代に再建された本殿・拝殿は、二つの入母屋屋根を前後につないだ独特の吉備津造で、国宝に指定されています。山裾をまっすぐに延びる長い廻廊も見事で、春の桜や牡丹、初夏のあじさいの時期には多くの人が訪れます。
見どころ
- 室町時代に再建された本殿・拝殿は国宝(再建600年を迎えた)。入母屋造の屋根を前後に二つ並べた「吉備津造(比翼入母屋造)」は、神社自ら国内唯一の様式と紹介している
- 山の斜面に沿って一直線に延びる約400mの廻廊(岡山県指定文化財)。季節の花とともに歩ける
- 御竈殿で釜の鳴る音から吉凶を占う鳴釜神事(金曜以外の9:00〜14:00)。御竈殿は国の重要文化財
- 南北朝時代の延文2年(1357)建造で社内最古の南随神門と、室町後期の北随神門(ともに国の重要文化財)
参拝の案内
- 住所
- 〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931
- アクセス
- JR吉備線(桃太郎線)「吉備津駅」から徒歩約10分(岡山駅から吉備津駅まで約17〜30分、倉敷駅から約40分)
- 備北バス「吉備津神社参道口」下車、徒歩約2分
- 車は山陽自動車道 岡山総社IC・岡山ICからいずれも約15分
- 駐車場
- あり 駐車場あり(ホトカミ)。台数・料金は未確認。自動車清祓所の上段に車いす利用者用の駐車場あり(公式)
- 参拝時間
- 開門5:00、閉門18:00。受付所8:30頃〜16:00、御朱印受付9:00〜16:00頃、ご祈祷受付9:00頃〜14:30(2026年7月からウェブ予約制)
- 拝観料など
- 参拝無料。鳴釜神事・ご祈祷は別途(ご祈祷は一祈願5,000円以上)
- 御朱印
- 直書きOK 9:00〜16:00頃に受付。御朱印帳への直書きに対応、郵送対応なし。初穂料300円(ホトカミの記載、時期不明)。書き置きの有無は未確認公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳(普通サイズ11×16cm)と全国一の宮御朱印帳あり(価格未確認、ホトカミ)
由緒・信仰
- 社格など
- 旧官幣中社・神社本庁の別表神社。備中国一宮、式内社(名神大社)
- 創建
- 創建年代は不詳。社伝では大吉備津彦命の5代目の子孫が茅葺宮に社殿を造営したのが始まりとされ、仁徳天皇の時代とする説もある
- 主な行事
- 春季大祭・七十五膳据神事(5月第2日曜)
- 秋季大祭・七十五膳据神事(10月)
- 矢立の神事(1月)
- 歳旦祭(1月1日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。