棚倉町の中心部に鎮まる陸奥国の一宮で、町内の八槻にある同名の社と区別して「馬場の都々古別神社」とも呼ばれます。言い伝えでは、日本武尊が東北を平定する途中、白河の建鉾山に鉾を立てて土地の神を祀ったのが起こりとされ、平安初期の807年には坂上田村麻呂が棚倉城のあった場所に社殿を構えたといいます。江戸時代の初め、藩主の丹羽長重が城を築く際に今の場所へ移り、明治には国幣中社となりました。最大の見どころは、佐竹義宣が建てたとみられる桃山時代の本殿で、飾りを抑えた簡素な流造に中世の名残が見られ、国の重要文化財に指定されています。古木に囲まれた境内には江戸期の拝殿や随身門、東照宮も並び、鎌倉時代の太刀や鎧の残欠などの社宝も伝わります。
見どころ
- 1594年ごろ佐竹義宣が造営したとみられる三間社流造の本殿。棚倉城の地から移築され、東北では数少ない桃山期の本殿として国の重要文化財に指定されています(2014年)。
- 唐破風をもつ拝殿(江戸中期)と随身門(江戸末期)、東照宮と歴代藩主が寄進した石灯籠。
- 樹齢数百年の古木が茂る境内。春(例年4月上旬〜中旬)には白い桜が咲きます。
- 棚倉町出身の画家・勝田蕉琴の筆塚。本殿の背後には馬場古墳と呼ばれる古墳もあります。
参拝の案内
- 住所
- 〒963-6131 福島県東白川郡棚倉町大字棚倉字馬場39
- アクセス
- JR水郡線「磐城棚倉駅」から徒歩約15〜17分(約1.1km)、タクシーで約4分
- 駐車場
- なし 神社の駐車場はなし。棚倉町役場北側の駐車場を利用し、そこから徒歩約6分(棚倉町観光案内)
- 御朱印
- 確認中公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
由緒・信仰
- 社格など
- 旧国幣中社。神社本庁の別表神社。陸奥国一宮。延喜式内社(名神大社)の論社
- 創建
- 日本武尊が東国平定の折に建鉾山(白河市表郷)に鉾を立てて地主神を祀ったのが始まりと伝わり、大同2年(807年)に坂上田村麻呂が棚倉城の地に移して社殿を建てたという。寛永元〜2年(1624〜1625年)、棚倉藩主・丹羽長重が城の築城のため現在地へ遷した
- 主な行事
- 例大祭(9月上旬。Wikipediaでは9月11日)
- 月次祭(毎月11日)
- 歳旦祭(1月1日)
- 大祓(6月30日・12月31日)
- 新嘗祭(11月23日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(5件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。