隠岐・島前の西ノ島、浦郷湾の奥に面して鎮座する隠岐国一宮です。須勢理姫命を由良比女大神として祀り、古くは海の神とも考えられてきました。平安時代の史書に名が見え、『延喜式』では名神大社とされた格式ある社ですが、中世以降は衰え、江戸中期に島前の村々の庄屋が祭りを再興しました。女神が桶に乗って海を渡った際にいたずらをしたイカがお詫びとして毎年浜に集まるようになった、という伝説が残り、社前の浜は「いか寄せの浜」と呼ばれます。明治中期に建てられた本殿は町の文化財です。奇数年の夏の例大祭では、つないだ漁船で神輿が海を渡ります。神社は無人のため、御朱印は別府港の観光案内所で受ける形と伝えられています。
見どころ
- いか寄せの浜: 社前の由良の浜には海中に鳥居が立ち、かつては秋から冬にかけてイカの群れが押し寄せたことで知られる(近年は寄らなくなったとされる)。
- 明治の本殿: 明治22年(1889)造営の本殿は春日造を変化させた二間社で、向拝に唐破風を付ける。西ノ島町指定有形文化財(昭和57年指定)。
- 随身門と一の鳥居: 明治以降に整えられた境内に随身門・鳥居・境内社が並ぶ。
- 海上渡御の例大祭: 奇数年の夏、2隻の漁船をつないだ神船に神輿を載せて海を渡り、島前神楽が奉納される。
参拝の案内
- アクセス
- 西ノ島「別府港」から町営バスで約25分、「由良比女神社」下車
- 車: 別府港フェリーターミナルから約6km
- 駐車場
- あり 神社正面に数台分(最大4台程度とする口コミ)、前の道沿いの広いスペースにも駐車可との口コミあり。台数・料金の公式な記載なし
- 御朱印
- 確認中 神社は無人で、御朱印は別府港フェリーターミナル内の西ノ島町観光協会(観光案内所、8:30〜17:30)で受けられるとの口コミ・旅行サイト情報。初穂料・直書き/書き置きの別は未確認公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
由緒・信仰
- 創建
- 創建は不詳。承和9年(842)に『続日本後紀』に記載され、『延喜式』で名神大社に列した
- 主な行事
- 例大祭(奇数年の7月最終土・日曜。神輿の海上渡御、島前神楽の奉納)
- 神帰祭(11月29日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(5件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。