対馬の中ほど、峰町木坂の伊豆山に鎮まる対馬国一宮で、地元では「一宮さま」と呼ばれています。神功皇后が朝鮮半島からの帰りに八本の旗を納めたことに始まると伝わり、中世から江戸時代までは八幡本宮とも称され、八幡神を祀る島の中心的な社でした。明治の神仏分離の際に今の名に改められ、海の神の娘とされる豊玉姫命を主祭神としています。社の背後の山は古くから神聖視され、手つかずの原生林が広がる一帯は野鳥の森としても守られています。新羅で造られた銅造の仏像や弥生時代の青銅矛、高麗の鏡などが伝わり、大陸と日本の間に浮かぶ国境の島ならではの歴史を肌で感じられる神社です。
見どころ
- 伊豆山(木坂山)の原生林: 社は神が寄り来る山とされる伊豆山の山頂にあり、太古の森が残るまわり一帯は「木坂野鳥の森」になっています。
- 社殿: 大正10年(1921)に建てられた社殿で、森の中に静かにたたずみます。
- 銅造如来立像: 8世紀ごろ朝鮮半島の統一新羅で造られたとされる仏像で、国の重要文化財。2012年に盗まれ、2015年に韓国から戻りました。
- 神宝: 弥生時代の青銅の広矛や、高麗鏡を含む多数の鏡、中世の木造仮面など、海を越えた交流を物語る品々が伝わります。
参拝の案内
- アクセス
- 車で対馬空港から約38km、厳原港から約50km(公共交通での行き方は資料で確認できず)
- 駐車場
- あり 無料(観光情報サイトによる。台数は未確認)
- 御朱印
- 確認中 授与の有無・場所・初穂料は資料で確認できず
由緒・信仰
- ご祭神
- 豊玉姫命(配祀: 彦火火出見命・鵜茅草葺不合命・宗像神・道主貴神)
- 社格など
- 式内社(名神大社)の論社・対馬国一宮・旧国幣中社・神社本庁別表神社
- 創建
- 創建年は不詳。神功皇后が新羅からの帰途に八流の旗を納めたのが始まりと伝わり、仁徳天皇の代に異国の船を退けたという伝承もある
- 主な行事
- 例祭(旧暦8月。日付は資料により1日または5日)
- 浜殿放生祭
- ヤクマの祭り(旧暦6月の午の日の早朝。木坂地区の民俗行事)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(3件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。