鳥羽市安楽島町の加布良古崎に鎮座する古社で、志摩国一宮のひとつとされます。主祭神の稚日女尊は天照大神に仕えた女神ともいわれ、倭姫命が志摩を訪れた際に出迎えたという伝承も残ります。車道は社殿まで通じておらず、駐車場やバス停から木々に覆われた山道を30分ほど歩いてたどり着く、まさに「岬の奥の社」です。海に向かって立つ鳥居は、かつて人々が船で参詣した時代を物語り、潮風の中で歩く参道そのものが参拝の一部といえます。地元では「かぶらこさん」と親しまれ、良縁を授ける鳥羽三女神の一社として、縁結びを願う人の参拝も増えています。11月の大漁祈願祭では網に魚を投げ入れる素朴な神事が行われ、漁師町の信仰が息づいています。
見どころ
- 参道入口の鳥居は海の方を向いて建ち、昔は船で参拝していた名残を今に伝えます。
- 加布良古崎の森の中にたたずむ神明造の本殿。鬱蒼とした木々に囲まれた静かな空気が魅力です。
- 岬の突端に鎮まり、参道の途中から鳥羽の海や島々を見渡せます。
- 地元では岬の名から「かぶらこさん」と呼ばれ、鳥羽三女神の一社に数えられています。
参拝の案内
- 住所
- 〒517-0021 三重県鳥羽市安楽島町1020
- アクセス
- JR参宮線・近鉄鳥羽線「鳥羽駅」から鳥羽市かもめバス(安楽島方面)で約20分「安楽島」下車、徒歩約30分(山道・石段あり)
- 車: 伊勢ICから伊勢二見鳥羽ライン経由で約20分。駐車場から神社までは徒歩約30分
- 駐車場
- あり 観光三重に「あり」とのみ記載。台数・料金は不明。駐車場から社殿までは徒歩約30分(まっぷる)
- 御朱印
- 確認中 常駐の社務所の案内は確認できず。2019年の個人旅行記では、宮司へ電話して安楽島の宮司宅で受けたとの記録あり(公式情報ではない)
由緒・信仰
- ご祭神
- 稚日女尊(わかひめのみこと)。ほか伊佐波登美命・玉柱屋姫命・狭依姫命を配祀
- 社格など
- 式内社(大)の論社、志摩国一宮(伊雑宮とする説もある)。旧社格は無格社
- 創建
- 創建年代は不詳。稚日女尊を海路から加布良古崎に迎えて祀ったのが始まりと伝わり、1500年以上の歴史があるといわれる
- 主な行事
- 例祭(1月9日・6月7日)
- 明神祭(7月7日に近い日曜日)
- 大漁祈願祭(11月23日。五人年寄りが刺し網に魚を投げ入れる「御魚取り神事」がある)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(3件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。