能登半島の付け根、羽咋の海沿いに鎮座する能登国一宮です。大国主命(大己貴命)が出雲から渡って土地を平定したという伝承をもち、奈良時代には越中守だった大伴家持が参拝して歌を残しました。古代には朝廷から「大神宮」と呼ばれるほど重んじられ、近世は加賀藩主の前田家が篤く崇敬しました。境内には江戸期の拝殿・本殿や桃山期とされる神門、戦国期の若宮神社本殿が並び、5棟がそろって国の重要文化財です。社殿の奥には神域として守られてきた原生の照葉樹林「入らずの森」が広がり、天然記念物に指定されています。縁結びの神社としても人気で、毎月1日の祈願行事に多くの参拝者が訪れます。冬の未明に鵜を放って翌年を占う鵜祭は、国の重要無形民俗文化財です。
見どころ
- 国重要文化財の社殿群: 承応年間建立の拝殿、天明7年(1787)の本殿、桃山時代とされる四脚の神門など計5棟が国の重要文化財に指定されている。
- 摂社若宮神社本殿: 永禄12年(1569)の再建で、石川県内では数少ない戦国期の建築として知られる。
- 入らずの森: 社殿の背後に広がるスダジイやタブの照葉樹林で、国の天然記念物。神職以外は原則立ち入れない神域とされる。
- 縁結びの社: 大己貴命と菊理媛神を祀ることから縁結びの神社として信仰を集め、毎月1日の「ついたち結び」や8月の「心むすび大祭」が行われる。
参拝の案内
- 住所
- 〒925-0003 石川県羽咋市寺家町ク1-1
- アクセス
- JR七尾線「羽咋駅」から北鉄能登バス(富来・高浜方面行き)で約10〜15分、「一の宮」下車、徒歩約5〜7分
- 車: のと里山海道「柳田IC」から国道249号経由で約2km(約5分)
- 駐車場
- あり 無料駐車場 約300台(公式サイトの夏季案内・るるぶ)。正月期間は混雑・交通規制あり
- 参拝時間
- 開門 8:30〜16:30(「ついたち結び」の受付は16:00まで)。1月1日〜3日は終日開門とする観光情報あり(未確認)
- 御朱印
- 確認中 公式サイトの案内に「御朱印有」とあるが、受付場所・時間・初穂料・直書き/書き置きの別は確認できなかった
由緒・信仰
- ご祭神
- 大己貴命(大国主命)。奥宮に須佐之男尊・奇稲田姫命、摂社白山神社に菊理媛神、摂社若宮神社に事代主神
- 社格など
- 能登国一宮、式内社(名神大社)、旧国幣大社。2010年に神社本庁を離脱し単立神社
- 創建
- 孝元天皇または崇神天皇の時代の創建と伝わる。天平20年(748)に大伴家持が参詣した歌が『万葉集』に残る
- ご利益
- 縁結び病気平癒子宝産業開発厄除け夫婦和合商売繁盛
- 主な行事
- 平国祭(おいでまつり)(毎年3月18日〜23日ごろ。年中行事表では3月17日〜23日)
- 例大祭(毎年4月3日)
- 心むすび大祭(毎年8月13日〜14日)
- 鵜祭(毎年12月16日未明。国の重要無形民俗文化財「気多の鵜祭の習俗」)
- 奥宮例祭(毎年12月31日)
- ついたち結び(毎月1日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。