阿蘇山の北麓、阿蘇市一の宮町に鎮まる肥後国一宮で、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社です。主祭神の健磐龍命は神武天皇の孫神とされ、その家族神を合わせた12柱を祀る社で、社記では紀元前の孝霊天皇の時代に創立されたといいます。阿蘇山の火口を御神体とする火山信仰と結びついて崇敬され、宮司を世襲する阿蘇氏は中世には肥後を代表する豪族となりました。2016年の熊本地震では九州最大規模とされる楼門が倒壊しましたが、2023年に復旧を果たしています。参道が社殿の横を通る珍しい造りで、火振り神事や御田祭など農耕の祭りが今も受け継がれています。
見どころ
- 嘉永3年(1850)建築の楼門。高さ約18m・総欅造の二重門で、九州最大規模、日本三大楼門の一つともいわれる。熊本地震で倒壊したが、7年半の工事を経て2023年12月に復旧した
- 参道が社殿の正面ではなく横を通る全国でも珍しい「横参道」。楼門の両脇に神幸門・還御門が並び、左右対称の景観をつくる
- 天保〜嘉永年間に熊本藩の寄進で再建された神殿・楼門など6棟が国の重要文化財
- 阿蘇山の火口を御神体とする火山信仰と結びついた古社で、宮司は古代から続く阿蘇氏が今も世襲している
参拝の案内
- 住所
- 〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
- アクセス
- JR豊肥本線「宮地駅」から徒歩約15分
- 宮地駅・阿蘇駅から九州産交バスで「阿蘇神社前」下車、徒歩約3分
- 車は九州自動車道「熊本IC」から約1時間(約39km)
- 駐車場
- あり 第1駐車場35台(トイレあり)、第2駐車場79台(段差なし・車いす向け)、第3駐車場193台(閉鎖中の場合あり)、観光駐車場 普通75台・大型2台。公式サイトに空車情報あり。料金の記載はなし
- 参拝時間
- 拝殿の開門6:00〜18:00。御札所(窓口)9:00〜17:00
- 御朱印
- 書き置きのみ 御札所(9:00〜17:00)で、貼り付け用(持ち帰り用)の紙で授与。神社の御朱印帳を新たに受けた場合のみ、最初のページに書き入れてもらえる。初穂料は公式に記載なし
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳の授与あり(価格・デザインは未確認)
由緒・信仰
- ご祭神
- 健磐龍命をはじめとする阿蘇十二明神(阿蘇都比咩命など家族神12柱)
- 社格など
- 旧官幣大社・神社本庁の別表神社。肥後国一宮、式内社
- 創建
- 社記によると孝霊天皇9年(紀元前282年)、健磐龍命の子・速瓶玉命が両親を祀ったのが始まりと伝わる
- 主な行事
- 御田祭(御田植神幸式・おんだ祭、毎年7月28日)
- 田作祭・火振り神事(3月、卯の祭の期間中の巳の日〜亥の日)
- 田実祭(9月25日)
- 踏歌節会(旧暦1月13日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。