高山市の南、宮川の上流に広がる一之宮町に鎮まる飛騨国の一宮です。飛騨に数ある古社の筆頭とされ、地元では飛騨の人々の総氏神として親しまれています。祭神の水無大神は、宮川と飛騨川の源となる位山を神体山とする水の神で、田畑や養蚕を守る「作神様」としても古くから信仰されてきました。創建の時期ははっきりしませんが、平安時代の867年には朝廷から神位を受けた記録が残ります。戦国期に衰えたのち、高山藩主となった金森長近が1607年に社殿を再建しました。境内には樹齢800年とされる大杉や銀杏、左甚五郎の作と伝わる神馬、農民一揆の歴史を伝える絵馬殿などがあり、見どころが豊富です。天皇の即位や伊勢神宮の遷宮では、位山のイチイで作った笏を献上する慣わしが今も続いています。4月の生きびな祭も名物です。
見どころ
- 樹齢約800年とされる神杉「水無神社の大スギ」。岐阜県の天然記念物です。
- 慶長12年(1607年)の棟札が残る絵馬殿(高山市指定文化財)。江戸時代の大原騒動の舞台となった歴史も伝わります。
- 左甚五郎の作と伝わる木造の神馬「稲喰神馬」2頭が神馬舎に安置されています。
- 子授け・安産・縁結びの御神木とされる樹齢約800年の銀杏や、樹齢約450年の「ちばかの桂」など巨木が多い境内です。
- 島崎藤村の父・島崎正樹が宮司を務めたゆかりの社で、境内に歌碑があります。
参拝の案内
- 住所
- 〒509-3505 岐阜県高山市一之宮町5323
- アクセス
- JR高山本線「飛騨一ノ宮駅」から徒歩約8分(特急は停車しないため高山駅で普通列車に乗り換え)
- JR高山駅から濃飛バスで「飛騨一之宮」バス停下車(片道250円)
- 駐車場
- あり 約100台・無料・24時間利用可(参拝者専用)
- 参拝時間
- 境内自由。授与所(お札・お守り・御朱印)8:30〜16:30、ご祈祷 9:00〜16:00(1月1日のみ0:00〜16:00)
- 御朱印
- 確認中 授与所で受付、8:30〜16:30(公式)。初穂料は確認できず
- 混雑する時期
- 4月3日の生きびな祭は、富山方面などからも参拝者が訪れ例年大変な賑わいになる(公式)
- 5月1・2日の例祭は神代踊りや闘鶏楽などが奉納され、どぶろくが参拝者にふるまわれる
- 10月1日〜11月30日は七五三祈祷の期間
由緒・信仰
- ご祭神
- 御歳大神(水無大神)。相殿神を含む15柱を総称して水無大神とする説もある
- 社格など
- 旧国幣小社。神社本庁の別表神社。飛騨国一宮。延喜式内社(小社)。岐阜県の金幣社
- 創建
- 神代に鎮座したと伝わるが、古い記録が散逸し詳細は不明。史料上は貞観9年(867年)に神位を授けられた記事が初見
- ご利益
- 無病息災延命長寿開運厄除家内安全商売繁昌豊年満作交通安全旅行安全子授け安産子育て女性幸福
- 主な行事
- 節分祭(2月2日・3日)
- 飛騨生きびな祭(養蚕祭。4月3日)
- 試楽祭・例祭(5月1日・2日。闘鶏楽・獅子舞などの奉納があり、どぶろくが参拝者に授与される)
- 大祓(6月30日)
- 奥宮祭(7月)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。