霧島市隼人町に鎮座する大隅国の一宮で、海幸山幸の神話で知られる山幸彦(彦火火出見尊)と妻の豊玉比売命を主祭神とします。神代にその宮居があった場所を社としたのが起こりと伝えられ、奈良時代に今の地へ移ったとされます。平安時代以降は八幡神をあわせ祀り、大隅正八幡宮として全国の八幡宮の根本と称されるほど崇敬を集めました。現在の社殿は江戸中期に島津家が造営したもので、九州屈指の大きさを誇る本殿や勅使殿は国の重要文化財に指定されています。旧社地に建つ石體神社は安産祈願で知られ、春の初午祭では飾り立てた馬が踊りながら参拝し、多くの見物客でにぎわいます。
見どころ
- 社殿: 宝暦6年(1756)に島津家の寄進で造営された本殿・拝殿・勅使殿と摂社四所神社本殿が国の重要文化財。本殿は九州でも最大級の規模とされる。
- 境内一帯は「大隅正八幡宮境内及び社家跡」として国の史跡に指定されている。
- 石體神社: 祭神が住んだとされる旧社地に建つ摂社で、境内の丸石を持ち帰ると安産のお守りになると伝わる。
- 宝物: 国指定重要文化財の鎧三領や、戦後に一時行方不明となった後に戻った名刀などを所蔵(一部は鹿児島県歴史資料センター黎明館に寄託)。
- 初午祭: 鈴かけ馬が太鼓や三味線に合わせて踊りながら参拝する祭りで、「薩摩の馬踊りの習俗」として国の選択無形民俗文化財。
参拝の案内
- 住所
- 〒899-5116 鹿児島県霧島市隼人町内2496
- アクセス
- JR日豊本線「隼人駅」から徒歩約15分
- 鹿児島交通バス「鹿児島神宮前」下車、徒歩約5分(便数が少ないため事前確認が必要)
- 車: 東九州自動車道 隼人西ICから約10分/九州自動車道 空港ICから約20分
- 駐車場
- あり 参道駐車場・バス駐車場・大駐車場あわせて約200台・無料。初午祭など大祭時は周辺の臨時駐車場を案内
- 参拝時間
- 境内参拝は日の出から日没まで。社務所・授与所は8:30〜17:00
- 御朱印
- 確認中 社務所で受付、8:30〜17:00。初穂料・直書き/書き置きの別は公式サイトに記載なし
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳の授与あり(デザイン・初穂料は未確認)
- 混雑する時期
- 初午祭(旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日)は毎年約10万人が訪れ、周辺道路も含めて大変混雑する
- 正月は多くの参拝者でにぎわう。公式は早めの参拝や正月期間を過ぎてからの参拝も勧めている
由緒・信仰
- ご祭神
- 天津日高彦穂穂出見尊(彦火火出見尊・山幸彦)・豊玉比売命。相殿に仲哀天皇・神功皇后・応神天皇(八幡大神)・仲姫命
- 社格など
- 式内大社・大隅国一宮・旧官幣大社・神社本庁の別表神社。全国の正八幡宮の本宮とされる
- 創建
- 創祀は神代にさかのぼり、神武天皇の時代に彦火火出見尊の宮居(高千穂宮)を社としたのが始まりと伝わる。和銅元年(708)に現在地へ遷座したとされ、旧社地には摂社石體神社が鎮座する
- ご利益
- 安産(石體神社)厄除交通安全学業合格縁結び病気平癒
- 主な行事
- 初午祭(旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日。2026年は3月8日)
- 藤祭(旧暦3月10日前後。2026年は4月26日)
- 御田植祭(旧暦5月5日前後の日曜日。2026年は6月21日)
- 例祭(旧暦8月15日。2026年は9月25日)
- 隼人浜下り(浜下り神幸祭。10月第3日曜日とその前日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。