富士山そのものを御神体とあおぐ、全国に広がる浅間神社の中心となるお社です。祭神の木花之佐久夜毘売命は、燃えさかる産屋の中で無事に御子を産んだという神話から、子宝や安産の神として広く信仰されています。社伝によれば鎮座は垂仁天皇の時代にさかのぼり、平安時代には朝廷の記録にも名が見えます。現在の社殿は徳川家康が1604年に寄進したもので、二層の屋根を重ねた独特の本殿は「浅間造」と呼ばれ、ほかに類例がありません。境内の東側には、富士の伏流水が澄んだまま湧く湧玉池があり、かつて登山者はここで禊をしてから山頂を目指しました。春には500本以上の桜が咲き、5月の流鏑馬祭では騎馬の射手が桜の馬場を駆け抜けます。夏の開山期には山頂の奥宮も参拝できます。
見どころ
- 二階建ての楼閣のような「浅間造」の本殿。1604年に徳川家康が寄進したもので、国の重要文化財です。
- 富士山の雪どけ水が溶岩の層をくぐって湧き出す湧玉池。国の特別天然記念物で、昔の登山者はここで身を清めてから山へ向かいました。
- 境内には500本を超える桜があり、春は名所としてにぎわいます。流鏑馬の舞台となる桜の馬場も見どころです。
- 楼門前の鏡池と石造りの輪橋、家康造営当時から残る楼門・拝殿など、境内をひと回りして見られます。
- 富士山の8合目より上は奥宮の境内で、山頂には奥宮と久須志神社が鎮座しています(夏の開山期のみ参拝可)。
参拝の案内
- アクセス
- JR身延線「富士宮駅」から徒歩約10分
- JR身延線「西富士宮駅」から徒歩約9分(Wikipedia)
- 東海道新幹線「新富士駅」からタクシーで約30分
- 駐車場
- あり 参拝者用の有料駐車場(普通車1時間200円・1日1,500円、参拝者は30分以内の出庫無料、祈祷者は2時間無料。バス1時間1,000円)。入庫5:00〜19:00、出庫は24時間可。約150台(静岡新聞SBS)。11月2〜5日の例祭期間は駐車不可、初詣期間は臨時無料駐車場の利用が案内される
- 参拝時間
- 境内自由参拝。開門時間は4〜9月 5:00〜20:00/3月・10月 5:30〜19:30/11〜2月 6:00〜19:00(通常時)
- 御朱印
- 確認中 御朱印の授与あり。流鏑馬祭の5月4〜6日には限定の御朱印を授与。受付場所・時間・初穂料は確認できず
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり(朱印入り2,500円・朱印なし2,000円。静岡新聞SBS掲載、2025年12月時点)
- 混雑する時期
- 正月三が日は大社駐車場が有料になり、市役所の臨時無料駐車場の利用が案内される
- 5月4〜6日の流鏑馬祭は駐車場が特別体制になる
- 11月3〜5日の例祭(富士宮秋まつりと同時期)は11月2〜5日に大社駐車場が使えない
- 4月1日の桜花祭のころは境内約500本の桜の時期
由緒・信仰
- ご祭神
- 木花之佐久夜毘売命(浅間大神)。相殿に瓊々杵尊・大山祇神
- 社格など
- 旧官幣大社。神社本庁の別表神社。駿河国一宮。延喜式内社(名神大社)
- 創建
- 垂仁天皇3年に浅間大神を祀ったのが始まりと伝わる(史料上の初見は平安時代の仁寿3年=853年)
- ご利益
- 子宝安産良縁家内安全交通安全登山安全商売繁昌厄除
- 主な行事
- 流鏑馬祭(毎年5月4〜6日。流鏑馬式は5月5日)
- 例祭(毎年11月3〜5日)
- 奥宮例祭(8月15日)
- 節分祭(2月3日)
- 桜花祭(4月)
- 御田植祭(6月。2026年は6月28日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。