神社とお寺のおまいり帖

地図 / 広島県

神社備後国一宮

吉備津神社

きびつじんじゃ

福山市北部の新市町宮内に鎮まる備後国の一宮で、地元では「一宮さん」と呼ばれています。岡山市の吉備津神社とは別の神社で、社伝では平安初めの大同元年(806年)に備中の吉備津神社から神霊を分けて迎えたのが始まりとされます。まつられている大吉備津彦命は、四道将軍として吉備の地を平らげた皇子で、備後を開いた神としても敬われてきました。鎌倉時代には一遍上人が訪れて舞楽を見たことが絵巻に描かれ、中世から近世にかけては毛利氏や福山藩の水野氏などが社領を寄せています。いまの本殿は水野勝成が1648年に建てた堂々とした入母屋造で、国の重要文化財です。境内には神楽殿や大鳥居、六角燈籠など江戸時代の建物が多く残り、樹齢600年ともいわれる大イチョウが秋を彩ります。11月23日前後に数日にわたって開かれる市立大祭は、この社の例大祭にあたります。

見どころ

  • 本殿(国の重要文化財): 初代福山藩主の水野勝成が慶安元年(1648年)に建てた入母屋造・檜皮葺の大きな社殿。令和の大遷宮で檜皮屋根の葺き替えと修理が行われ、2022年春に遷座祭を迎えた。
  • 神楽殿と拝殿: 寛文13年(1673年)の神楽殿は広島県の重要文化財。拝殿は本殿と同じ頃の建物とされ、旧本殿の向拝柱を転用した太い角柱が残る(福山市の重要文化財)。
  • 大鳥居と六角燈籠: 本殿と同じ1648年に建てられた花崗岩の明神鳥居には「吉備津一宮」の額が掛かる。本殿前の高さ2.9mの六角燈籠は翌年に水野勝成が寄進したもの。
  • 樹齢約600年の大イチョウ: 境内でいちばん大きな御神木で、11月には黄色く色づく。冬に白い花を咲かせる寒桜もある。
  • 拝殿脇の石垣と御池: 拝殿の左右の石垣に月・日の出や桃太郎の場面が彫られている。野球場が入るほど広い御池は、かつて禊に使われた。

参拝の案内

住所
〒729-3104 広島県福山市新市町宮内400
アクセス
  • JR福山駅からJR福塩線で約40分、「新市駅」下車。駅前からタクシーで約5分(Wikipediaでは徒歩約25分)。バスは便数が少ない
  • 車: 山陽自動車道「福山東IC」から国道182号・486号経由で約25分、「福山西IC」から国道486号経由で約25分
  • 車: 山陽自動車道「三原久井IC」から国道486号経由で約40分、中国やまなみ街道「尾道北IC」から約20分
駐車場
あり 約200台(公式)。料金は公式に記載なし。
参拝時間
境内の参拝時間は公式に記載なし。ご祈願の受付は9:00〜16:30(予約不要)。
拝観料など
拝観料の記載なし
御朱印
確認中 公式サイトに御朱印の案内は見当たらず、授与の有無・初穂料は確認できず。問い合わせは社務所(0847-51-3395)。
混雑する時期
  • 正月三が日(備後各地から参拝者が訪れる)
  • 2月の節分祭・ほら吹き神事(福を受けようと多くの参拝者が集まる)
  • 11月下旬の市立大祭(期間中は興行や露店が並ぶ)

由緒・信仰

正式名称
吉備津神社
ご祭神
大吉備津彦命(相殿に大日本根子彦太瓊命・細比売命・稚武吉備津彦命)
社格など
備後国一宮・旧国幣小社・神社本庁の別表神社
創建
社伝では大同元年(806年)、備中の吉備津神社から分霊を迎えて創建されたと伝わる(延喜式神名帳に名がないことから、実際はもっと後とする説もある)。
ご利益
開運招福厄除け交通安全長寿
主な行事
  • 歳旦祭(1月1日)
  • 節分祭・ほら吹き神事(2月3日)
  • 櫻山神社例祭(4月第2日曜日)
  • 夏越の大祓祭(6月30日)
  • 胡神社例祭(お盆明けの最初の土曜日)
  • 七五三祭(10月〜11月)
  • 市立大祭(例大祭。11月23日前後の日曜日を含む3〜5日間)
  • 除夜祭(12月31日)
公式サイト
bingokibitujinja.com
参考にした資料(8件・2026-10-16確認)

参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。

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