九十九里浜の南端、一宮町の地名の由来となった上総国一宮で、海の女神とされる玉依姫命をまつります。平安時代の延喜式に名神大社として名が載る古社ですが、戦国時代の戦火で記録の多くを失い、創建の時期ははっきりしません。現在の社殿は江戸時代中期に建てられた黒漆塗りの権現造で、県の文化財に指定されています。女性の一生を守る神として縁結びや子授け、安産を願う参拝者が多く、源頼朝の妻・政子が安産を祈ったとも伝わります。境内には子授けイチョウやはだしの道、自由に汲めるご神水があり、春分・秋分の朝日を結ぶ「ご来光の道」の起点としても注目されています。9月の上総十二社祭りでは、神輿が釣ヶ崎の浜を駆ける勇壮な姿が見られます。
見どころ
- 黒漆塗りの権現造の社殿(貞享4年造営)は千葉県指定文化財。正面の高砂の彫刻は左甚五郎の作とも伝わります。
- 雄株と雌株の間から芽吹いたとされる「子宝・子授けイチョウ」は、子宝を願う参拝者に親しまれています。
- 境内には裸足で歩いて参る「はだしの道」や「さざれ石」があり、ご神水は容器を持参すれば24時間いただけます。
- 本殿東側の樹齢約300年といわれる巨木を含むイヌマキの群生(町の天然記念物)や芭蕉の句碑が残ります。
- 春分・秋分の朝日が昇る方角と、富士山・出雲大社などを結ぶ「ご来光の道」(レイライン)の東の起点とされています。
参拝の案内
- アクセス
- JR外房線「上総一ノ宮駅」から徒歩約8分
- 車: 九十九里有料道路(九十九里ビーチライン)一宮ICから国道128号経由で約3km・約10分
- 駐車場
- あり 無料・乗用車約50台。大型バスは要事前問合せ。正月1〜3日は臨時駐車場を増設(るるぶ&more)
- 参拝時間
- 境内は参拝自由。授与所8:00〜17:00、御祈祷受付9:00〜15:30(年中無休)
- 御朱印
- 確認中 社務所・授与所で拝受できる(参拝者の記録あり)。初穂料・受付時間・直書きか書き置きかは公式の案内で確認できず
- 御朱印帳
- 公式サイトの授与品一覧に御朱印帳あり(デザイン・初穂料は画像のみで未確認)
- 混雑する時期
- 9月10日〜13日の例祭(上総十二社祭り、裸祭り)には関東一円から大勢の見物客が集まる
- 初詣:千葉県観光物産協会の初詣特集で紹介され、首都圏から開運を求める参拝者が多く訪れる
由緒・信仰
- 社格など
- 式内社(名神大社)、上総国一宮、旧国幣中社、神社本庁の別表神社
- 創建
- 創建年代は不詳。永禄年間の戦火で社殿・記録の多くを失ったが、例祭には少なくとも1200年の歴史があると伝わる。現社殿は貞享4年(1687)造営
- 主な行事
- 春季大祭(4月13日。上総神楽を奉納)
- 例祭・上総十二社祭り(9月10〜13日。13日に釣ヶ崎海岸へ神輿が集う浜降り神事。千葉県無形民俗文化財)
- 節分祭(2月)
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参考にした資料(8件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。