湯梨浜町宮内に鎮まる伯耆国の一宮で、安産の神として県内外から参拝者が訪れます。社伝によれば、大国主命の娘・下照姫命が出雲から海を渡ってこの地に住み、出産の手助けや農業、医薬の普及に尽くしたといわれ、また古代この地で盛んだった倭文織りにちなんで機織りの神・建葉槌命が祀られたとも伝わります。境内の山林には下照姫命の墓とされてきた経塚があり、大正時代の発掘で平安後期の銅経筒や仏像が見つかって、のちに国宝に指定されました。参道脇の安産岩にまつわる言い伝えも残り、素朴な山の社に古い信仰の跡が重なる場所です。
見どころ
- 境内の山林にある伯耆一宮経塚は国の史跡。下照姫命の墓と言い伝えられてきた場所で、大正4年(1915年)の発掘で見つかった康和5年(1103年)銘の銅経筒や仏像などは一括して国宝となり、東京国立博物館に収蔵されている。
- 参道脇の「安産岩」には、下照姫命の夢を見た婦人がその前で無事に出産したという伝承が残る。
- 古代この地の産業だった倭文(しず)織りにちなみ、機織りの神・建葉槌命を祀ったと伝わる。
- 流造の本殿のほか、境内の社叢や木彫、狛犬も公式のFAQで見どころとして挙げられている。
参拝の案内
- 住所
- 〒689-0707 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宮内754
- アクセス
- JR山陰本線「松崎駅」からタクシーで約10分
- 松崎駅前から路線バスで「藤津入口」下車、徒歩約20分
- JR山陰本線「松崎駅」から徒歩約35分
- 駐車場
- あり 無料駐車場。普通車20台・大型バス1台
- 参拝時間
- 境内参拝は時間外も可能。授与所(御祈祷受付・お守り・御札・御朱印)は9:30〜16:00
- 御朱印
- 直書き・書き置き 授与所で9:30〜16:00。神職不在の時間帯は書き置きでの対応になる場合がある。初穂料は公式に記載なし。支払いは現金のみ
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり(種類・頒布状況は当日受付で確認するよう案内)
- 混雑する時期
- 5月1日の例祭(浦安の舞・神輿と稚児行列で境内が多くの参拝客で賑わう)と前夜4月30日の湯立神事
- 戌の日・大安・週末は安産祈願の祈祷で待ち時間が長くなることがある
由緒・信仰
- ご祭神
- 建葉槌命(主神)、下照姫命(配神 事代主命・建御名方命・少彦名命・天稚彦命・味耜高彦根命)
- 社格など
- 式内社(小)・伯耆国一宮。旧国幣小社。神社本庁 別表神社
- 創建
- 創建年代は不詳。平安初期の大同3年(808年)の医学書『大同類聚方』に名が見えるのが文献上の初出
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(6件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。