諏訪湖をはさんで南に上社の本宮・前宮、北に下社の秋宮・春宮が鎮まり、四つの宮を合わせて諏訪大社と呼びます。全国に一万余りある諏訪神社の総本社で、建御名方神と妃神の八坂刀売神をまつり、古くから風や水を司り五穀の実りをもたらす神、また武勇の神として武家からも篤く信仰されてきました。四宮とも本殿を持たず、山や御神木を拝む古い祭祀の姿を今に伝えています。社殿の四隅に立つ御柱は、7年目ごとの御柱祭で山から曳き出された巨木に建て替えられ、坂を一気に下る木落しは全国に知られます。上社本宮には重要文化財の社殿が並び、下社では夏の御舟祭が町をにぎわせます。四宮すべてを巡ると記念品が頂ける「四社まいり」も人気です。
見どころ
- 四宮とも本殿をもたず、上社本宮は守屋山、下社秋宮はイチイ、春宮はスギの御神木を神体とする古い祭祀の形を残しています。
- 上社本宮には国の重要文化財の社殿群が建ち並び、四宮のなかで最も多くの古建築が残ります。宝物殿では太刀や古文書を見られます。
- 各宮の社殿の四隅には御柱と呼ばれる樅の巨木が立ち、寅年・申年ごと(7年目ごと)の式年造営御柱大祭で建て替えられます。
- 上社前宮は上社で最古の社とされ、伊勢神宮の古材で建てられた本殿や、御頭祭が行われる十間廊があります。
- 下社春宮の入口にある下馬橋は室町時代の造営とされ、下社で最も古い建造物です。秋宮には大きな注連縄を掛けた神楽殿があります。
参拝の案内
- 住所
- 長野県諏訪市中洲宮山1(上社本宮。代表として記載)
- アクセス
- 上社本宮: JR中央本線「茅野駅」から車で約15分。車は中央道諏訪ICから県道16号経由で約2km・約5分
- 上社前宮: 長野県茅野市宮川2030。上社本宮の東南約2km
- 下社秋宮: 長野県諏訪郡下諏訪町5828。JR中央本線「下諏訪駅」から徒歩約10分、または下諏訪町循環バス「あざみ号」で「諏訪大社秋宮前」下車すぐ
- 下社春宮: 長野県諏訪郡下諏訪町193。下諏訪町循環バス(大門・御田町線)で「諏訪大社春宮」下車。秋宮から徒歩圏内
- 車の最寄りICは中央道の諏訪IC(上社)・岡谷IC(下社)
- 駐車場
- あり 上社本宮に約200台、下社秋宮に無料駐車場約200台(いずれも観光情報サイトの掲載値)。年末年始は各宮周辺への車の乗り入れ不可。上社本宮の料金・前宮・春宮の台数は未確認
- 参拝時間
- 各宮とも閉門せず終日参拝可。授与所: 上社本宮 8:30〜17:00、上社前宮 9:00〜16:30、下社春宮 8:30〜16:30、下社秋宮 8:30〜17:00。宝物殿: 上社本宮 9:00〜16:00、下社秋宮 9:30〜15:00(1月1〜3日休館)
- 拝観料など
- 境内は無料。上社本宮の宝物殿は500円(下社秋宮宝物殿の料金は未確認)
- 御朱印
- 確認中 四宮それぞれで異なる御朱印を各宮の授与所で頂ける。四宮すべての御朱印を受けると記念品が授与される(最後の宮の社務所で申し出る)。8月の「夏詣」限定御朱印など季節の授与もある。初穂料は未確認
- 混雑する時期
- 御柱祭の年(寅年・申年、次回は令和10年=2028年)は、4月上旬の山出しと5月の里曳きに諏訪地方一円から大勢が集まり、交通規制がある
- 上社の里曳きは5月初め、下社の里曳きは5月中旬が目安(令和4年は上社5/3〜5、下社5/14〜16)
由緒・信仰
- 正式名称
- 諏訪大社(上社本宮・上社前宮・下社秋宮・下社春宮の四宮)
- ご祭神
- 建御名方神(上社本宮)・八坂刀売神(上社前宮)。下社春宮・秋宮は建御名方神・八坂刀売神に八重事代主神を配祀
- 社格など
- 式内社(名神大社)、信濃国一宮、旧官幣大社、神社本庁の別表神社。全国の諏訪神社の総本社
- 創建
- 創建年代は不詳。日本最古級の神社の一つとされ、国譲り神話で建御名方神が諏訪に鎮まったと伝わる
- 主な行事
- 式年造営御柱大祭(寅年・申年。次回は令和10年(2028年))
- 蛙狩神事(1月1日、上社本宮)
- 御頭祭(4月15日、上社前宮・十間廊)
- 御舟祭(8月1日、下社。春宮から秋宮へ御霊代が遷る)
- 御射山社祭(8月27日)
- 十五夜相撲神事(9月15日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。