越後平野の西にそびえる弥彦山を神体山とし、山麓に鎮まる越後国一宮です。地元では親しみを込めて「おやひこさま」と呼ばれ、まつられている天香山命は越後を切り開いた祖神と伝わります。社伝では創建からおよそ2400年をたどり、万葉集にもこの神をたたえる歌が2首収められています。鎌倉時代には源頼朝が神領を寄せ、戦国期には上杉家、江戸時代には徳川将軍家からも保護を受けました。いまの社殿は明治末の大火で焼けたあと大正5年に建て直されたもので、深い杜の中に本殿や拝殿が並ぶ姿は落ち着いた趣があります。刃渡り約2.2mの志田大太刀を見られる宝物殿、7月の燈籠神事、秋の菊まつりなども知られ、年間の参拝者は約140万人にのぼります。ロープウェイで山頂の御神廟に参り、日本海や越後平野を見渡すのもおすすめです。
見どころ
- 大正期の社殿群: 明治45年(1912年)の門前町の大火で焼けたのち、大正5年(1916年)に以前より大きな規模で再建された。弥彦山を背にした社殿の多くが国の登録有形文化財になっている。
- 十柱神社社殿: 境内の摂末社のうち、この社殿は国の重要文化財に指定されている。
- 宝物殿と志田大太刀: 刃の長さが約2.2mに及ぶ大太刀(国の重要文化財)や上杉謙信の祈願文(県指定文化財)など、社に伝わる品を展示している(有料・冬期休館)。
- 蛸ケヤキ: 新潟県の天然記念物に指定されたケヤキ。境内には玉の橋や御神木、鹿苑など、四万坪の杜の中に見て回れる場所が多い。
- 弥彦山と御神廟: 標高634mの弥彦山は神体山で、山頂に御神廟(奥宮)がある。山麓駅から出る弥彦山ロープウェイを使えば山頂まで手軽に上れる。
参拝の案内
- 住所
- 〒959-0393 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
- アクセス
- JR弥彦線「弥彦駅」から徒歩約15分(約1km)。上越新幹線「燕三条駅」で弥彦線に乗り換え、終点の弥彦駅で下車
- JR信越本線「東三条駅」またはJR越後線「吉田駅」で弥彦線に乗り換え、弥彦駅下車
- タクシー: 燕三条駅から約30分、東三条駅から約40分、吉田駅から約10分
- 車: 北陸自動車道「三条燕IC」から約13km・約30分、「巻潟東IC」から約15km・約30分
- 駐車場
- あり 神社脇駐車場(普通車50台・大型バス20台、拝殿まで徒歩約5分。参拝者専用で登山目的の駐車は不可)と村営第一駐車場(普通車345台ほか、拝殿まで徒歩約5分)があり、いずれも無料。菊まつり期間中は一部有料の駐車場あり(料金は記載なし)。
- 参拝時間
- 境内の参拝時間は公式に記載なし。御札・御守・御朱印の授与所は8:30〜16:00。宝物殿は9:00〜16:00(月曜休館・祝日の場合は翌日、1〜2月は冬期休館)。
- 拝観料など
- 境内の参拝は無料(拝観料の記載なし)。宝物殿は大人300円・高校大学生200円・小中学生100円(10名以上の団体は大人200円・高大生100円・小中学生50円)。
- 御朱印
- 確認中 授与所で8:30〜16:00に授与(公式)。公式に掲載されている御朱印は1種類。初穂料・直書きか書き置きかは公式に記載なし。
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり(公式に2種類の写真掲載。柄の説明・初穂料は記載なし)
- 混雑する時期
- 正月三が日は25万人を超える初詣客が訪れる(公式)。大晦日夜の二年参りも特に賑わう
- 11月1日〜24日の菊まつり(県内外から約6000鉢が並ぶ菊花展)の期間
由緒・信仰
- ご祭神
- 伊夜日子大神(天香山命)。山頂の御神廟には妃神の熟穂屋姫命もまつられる
- 社格など
- 式内社(名神大社)・越後国一宮・旧国幣中社・神社本庁の別表神社
- 創建
- 社伝では、天香山命が孝安天皇元年(紀元前392年)に弥彦山に葬られ、御子の天五田根命が廟社を築いてまつったのが始まりと伝わる。崇神天皇の代に建諸隅命が社殿を造営したとされる。
- 主な行事
- 例祭(毎年2月2日)
- 神幸神事(2月1日〜4日)
- 湯かけまつり(4月第2日曜日)
- 妻戸大神例祭(4月18日)
- 燈籠神事(7月25日。国の重要無形民俗文化財「燈篭おし」と舞楽)
- 菊まつり(11月1日〜24日)
- 鎮魂祭(4月1日・11月1日)
- 茅の輪まつり(6月25日〜30日)
- 大祓式(6月30日・12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。