宮島の北岸、潮が満ち引きする入り江に社殿を構える安芸国一宮です。宗像三女神を祀り、飛鳥時代の推古天皇元年に地元の豪族佐伯鞍職が創建したと伝えられます。平安末期に安芸守となった平清盛が篤く信仰し、寝殿造の様式を取り入れた壮麗な社殿に造り替えました。以後も皇族の参詣が相次ぎ、足利氏や毛利氏など時の権力者からも崇敬を受けています。本社や客神社、東西の回廊は国宝、海上に立つ大鳥居や能舞台、五重塔などは重要文化財で、満潮時には社殿全体が海に浮かぶように見えます。清盛一門が奉納した平家納経も国宝として伝わります。1996年に世界文化遺産に登録され、日本三景「安芸の宮島」の中心として国内外から多くの参拝者が訪れます。
見どころ
- 海に建つ社殿: 本社・客神社・回廊などが潮の満ち引きする浜に建ち、満潮時には社殿が海に浮かんでいるように見える。本社・客神社・東西回廊は国宝。
- 大鳥居: 明治8年(1875)再建の木造両部鳥居で高さ約16.6m。クスノキの自然木を主柱とし、上部の重みで自立する構造で、重要文化財。
- 能舞台と反橋: 海上に建つ能舞台(重要文化財)では春の桃花祭神能が演じられ、朱塗りの反橋も重要文化財に指定されている。
- 五重塔・多宝塔と宝物館: 境内周辺の塔も重要文化財。宝物館では平清盛ゆかりの国宝「平家納経」をはじめとする宝物を伝える(展示は時期により異なる)。
- 世界文化遺産: 1996年、国宝・重要文化財の社殿群を中心にユネスコ世界文化遺産に登録された。
参拝の案内
- 住所
- 〒739-0588 広島県廿日市市宮島町1-1
- アクセス
- JR山陽本線「宮島口駅」または広島電鉄「広電宮島口」から宮島口桟橋へ、フェリーで約10分の「宮島桟橋」下船、徒歩で神社入口へ
- 車: 山陽自動車道「廿日市IC」または「大野IC」から宮島口まで約15分(宮島口周辺の駐車場を利用しフェリーで渡る)
- 駐車場
- なし 神社の駐車場はない(公式)。車の場合は宮島口周辺の駐車場に停めてフェリーで渡る
- 参拝時間
- 昇殿(開門〜閉門): 1月1日 0:00〜18:30/1月2日〜3日 6:30〜18:30/1月4日〜2月末日 6:30〜17:30/3月1日〜10月14日 6:30〜18:00/10月15日〜11月30日 6:30〜17:30/12月 6:30〜17:00。宝物館は通年8:00〜17:00
- 拝観料など
- 昇殿料 大人300円・高校生200円・小中学生100円(団体50名以上は割引)。宝物館 大人300円・高校生200円・小中学生100円。昇殿・宝物館の共通券 大人500円・高校生300円・小中学生150円(神社入口でのみ販売)。千畳閣は別料金
- 御朱印
- 直書きOK 回廊沿い(本殿を過ぎた先)の授与所で「嚴島神社」と摂社「客神社」の2種、各300円(2026年の記事)。受付は昇殿の開門〜閉門時間内。早朝は本殿右手で神職が対応し、8時頃から授与所で対応との記事(2021年)あり。昇殿料が必要公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり(1,000円、御朱印込み1,300円とする記事あり)。季節ごとに色が変わる限定版(春:桃色・夏:水色・秋:黄色・冬:白色)が紹介されている
- 混雑する時期
- 宮島は年間400万人以上が訪れる観光地で、2024年は過去最高の約485万人(廿日市市発表)
- 元日の未明は、裏山の弥山山頂で初日の出を見ようとする人で混み合う
- 管絃祭の日(旧暦6月17日。2026年は7月30日)は24時ごろまで開門し、夜まで参拝客が廻廊に集まる
- 紅葉の見ごろは11月20日ごろ(宮島観光協会)
由緒・信仰
- ご祭神
- 市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命(宗像三女神)
- 社格など
- 安芸国一宮、式内社(名神大社)、旧官幣中社、神社本庁の別表神社
- 創建
- 推古天皇元年(593)、佐伯鞍職が神託を受けて社殿を創建したと伝わる。仁安3年(1168)に平清盛が現在の規模の社殿に造営
- 主な行事
- 歳旦祭(1月1日)
- 桃花祭(4月15日)・桃花祭神能(4月16日〜18日)
- 例祭(6月17日)
- 管絃祭(旧暦6月17日。2026年は7月30日)
- 氏神祭・菊花祭(10月15日)
- 御鎮座祭(12月12日)
- 除夜祭・鎮火祭(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(10件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。